人質118名 ページ20
私今まで一颯クンに名前で呼ばれた時に言われたことは絶対守ってきた。破ったことは無い
これからもずっと破ることは無いと思っていた
でもこれは。
柊「Aいいか?
あと1時間ここから動くなよ」
ごめんなさい。先生。破らせていただきます
先生はもう郡司の手錠を外しているだろう
急がなきゃ……
床の扉を開けて飛び降りる
足がじんじんする……
茅野「先生はなんのために、誰のために戦っているんですか?」
先生が茅野ちゃんの問いかけを聞いて左腕を上にあげた時
あ、これはやばいと感じた気持ちよりも先に体が動いていた
ドガァーン
柊「おー。この爆発の中を通り抜けるなんてさすがぶっ飛んでる米山だな
俺椅子の上から動くなって言ったはずなんだけどな」
『先生に言いたいことがあってさッッ☆
ってか見てー。怪我、火傷しちゃった
いたい
でも、心臓の方が痛いの……どうしよう
ネットの奴らが澪奈を追い詰めたっていうのもわかってる。アレで情緒不安定になって精神的に追い詰められるのも私も経験した
でもあの時私が手を離したから…
私が殺しちゃったんだ……』
柊「違うんだ。お前は悪くない
それを証明してやる
Aも着いておいで
特等席で見せてやる」
屋上に着くと一颯君は私にここに座って待ってろと言った
何があっても今回はそこから動くなよAと付け加えて
そして私が大人しく座ると満足気に端の方へ歩いていった
柊「警察のみなさァァん
お待たせしましたァァァ」
そしてドドドドドドッッとマシンガンを撃った
『ぇ、かっこよ』
ピコンッ
携帯を開くと見えたLINE
逢沢茅野が自分が景山を殺したって教室で言った
『は?』
ドーンッ
『え?一颯クン!?』
目の前で一颯クンが倒れた
目の前で撃たれた
また目の前で人が死んでゆく
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美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2019年3月17日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Cuore | 作成日時:2019年3月11日 2時