【お勉強･続】 ページ5
兵頭ははいと言いながら教科書を私に押し付けてくる
『え。いらない』
瀬尾｢ばかばかばかばか｣
柳本｢なんで！働くの！？｣
兵頭｢そだな。親父の店継ぐわ｣
瀬尾｢何屋？｣
兵頭｢それは…｣
『なんで困ってるんだよ』
瀬尾｢なんだよ
なんだかんだいつも話してくれないじゃん｣
柳本｢そうだよね｣
兵頭｢それは言えねぇよ｣
『なんでよ！知りたいじゃん』
柳本｢何やってんのかわかんないよほんとに｣
兵頭は私から教科書をとると開いて読み出した
兵頭｢…2s=」
瀬尾｢なに急にw｣
兵頭｢+X
奇数…や、俺いけるわ｣
瀬尾｢どうしたの！w｣
兵頭｢いや、、俺けるわ！
これマイナスを入れてプラスになってことだから
まだいけるわ俺｣
瀬尾｢俺もうさ、感覚でやってるから説明してって言われても難しいんだよね｣
兵頭｢おーし！受験生絶対合格しろよ！｣
『言ったからにはお前も絶対合格しろよ』
兵頭｢それは…｣
『こないだめちゃめちゃ美味しいラーメン屋さん見つけたから、柳本センター試験終わったらいこうよ
特大盛りにしても料金変わんなかったし』
柳本｢おれセンター試験頑張れるわ｣
『んじゃみんな勉強頑張ってぇ〜
ばっばーい』
瀬尾｢ばいばーい｣
『瀬尾雄太先生頑張ってー！』
兵頭｢明日なー！｣
『あ、明日はこない』
兵頭｢…ズリぃ｣
柳本｢ラーメン屋絶対だからなー｣
『うん絶対ね』
教室を出ると先生がいた
柊｢おっ！いい所に！！｣
『え』
柊｢明日の美術の時間やろうと思ってることがあるんだけど心配だから手伝ってくれ｣
『私家帰ってゲームしなきゃ…』
柊｢明日授業受けないんだからいいだろ？｣
『あっはい』
結局私学校に残ることになるっぽい
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作成日時：2019年2月17日 5時
