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参上!祭りの神 ページ8

帯(何なのよあの金髪。なんて素早さ、其れに、待って。今音が「三つ」鳴らなかった?)

そう、確かに三回鳴っている。

帯(雷のような音が重なって二回鳴った。あと一つは…、上から…)

まさにその瞬間、

ドゴォォンッ!!!

凄まじい爆音と共に、天井の岩盤から激しい爆発が起こった。皆は、帯さえも目を見開いて上を見上げている。黒い煙と砂埃が舞う中、天井に空いた大きな穴が見えた。つまりは、何者かが地上から爆発を起こして、この場所までの岩盤をぶち抜いたのだ。信じられない力である。

帯(風が来る、風穴が空いたの?大体地上から何をしたら地下まで穴なんか空けられるってのよ…?!)

それはそうだ。しかし、問題は誰がどうやってこれを行ったのかだ。少なくともダイナマイトの類では無い。室町時代にそんな代物は実在しないし、第一そんな物をこの場所の真上で使用した日には、上の地盤ごと爆発でこの場に居る者は生き埋めになる。

其所に、有る気配が現れた。重達ではない。先程の爆発に紛れて、この穴に降りていたのだ。一つの人影、男だ。その人物は…!

ゴゥゥゥ…!!二振りの日輪刀を構え、片膝を付いて此方を油断なく睨むのは…、

帯(この気配…、此奴、柱!!)

そう、(自称)祭りの神、音柱宇髄天元その人である。

宇髄「オイ!「自称」って何だよ「自称」って!ふざけんなクソナレーション!出て来やがれ!俺様が叩っ切る!」

やれやれ、この場面で何を寝言を言っているのだ。

重「宇髄さん!来てくれたんですか!」

まきお「天元様!」

雛鶴「ご無事だったのですね!」

須磨「お会いしたかったです〜!」

舳丸「あんたどうやってさっきの爆発を!」

宇髄は、自分の構えた刀を肩にトントンと軽く打ち付けながら、

宇髄「ああ、今の花火か?チョイと此奴でな。此奴はな、俺様だけの特別仕様でな、音の呼吸の剣撃で爆発を起こせるのさ。火薬なんて無粋な代物より使い勝手が良い。今も地崩れ起こさなかっただろ?さて…、」

宇髄は、まきお達3人に目を向け、優しげに笑いかけながら言った。

宇髄「派手にやってたようだな。其れと、良く生きて戻った。流石は俺の自慢の女房共だ!」

くノ一達は涙目で頷く。彼女達は言うまでも無いが忍だ。忍は本来なら命を掛け、命によっては捨てるのも当たり前。そういう存在だ。しかし、宇髄の下で働く事が決まった時、彼は大真面目な顔で、まずこう彼女達に言い放った。

いざ、鬼退治へ!→←猪突猛進(6)



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無一郎推しの暇人(プロフ) - この前はコメントありがとうございます(*´ω`*)この後の展開が楽しみです!更新頑張ってください!!! (2020年8月15日 8時) (レス) id: fb256c702e (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 知らなかったです(汗)もう兄の鬼怖い。派手の神にもそんな過去が。・゜゜(ノД`)ホロリ (2020年7月19日 7時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 済みません。私イメージの義丸はこんな感じなので、かっこいい彼も勿論好きですが。因みに、遊郭編の鬼滅の刃はご存じですか?このあととんでもない展開になります。 (2020年7月16日 15時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - シリアスに義丸さん色ボケすぎて情けない(汗)?もう、これだから色ボケな男の子はすぐに下ネタ?いや義丸さんが得さら色ボケなのか(汗)? (2020年7月14日 22時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年7月1日 6時

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