Do you know？ ページ31
「な、なんで…」
今度は北斗くんにこの言葉を向けることになるなんて
松村「相変わらずだね、樹」
田中「そっちこそ」
2人の顔はわらっているかのように見えるけど、心の奥では黒い表情が見え隠れしている
そんなことよりこの混沌な状況を打破したいのだが、震えが止まらなくて思うように力が入らない
田中「‥‥なんで北斗がAちゃんといる訳？」
松村「なんでって、今日Aさんとデートしてるのは俺だから」
田中「ふ〜ん、そっ」
松村「Aさんのこと、虐めるのはやめてくれないかな」
田中「北斗には関係ないだろ」
松村「関係あるから、今この手掴んでんだろ」
北斗くんが私を離さない樹の手を掴んでギリッ、と力を込める
どうして北斗くんはこんなにも私のことを庇ってくれるのだらう
どうして樹は何時にもなく私に固執しているのだろう
いつにも増して高い度数のアルコールが身体を回っているからか
私の思考回路はとっくの昔にショートしてしまっている
頭上の上では未だ冷戦状況が続いているが、そろそろそれにも耐えられなくなってきた
松村「Aさん、行こうか」
樹の手首を掴んでいた北斗くんの手が今度は私の手のひらを包んでグイッ、と引っ張る
樹の手が私の手首をするりと、緩める音がした
そして私は
気付いたら、北斗くんと夜の街を歩いていたんだ
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文月(プロフ) - まゆみんさん» コメントの返信、遅くなってしまい申し訳ありません。今のところオチなどハッキリとは決めていないのですが、メインは松村北斗さん、サブで田中樹さんだと思って読んでいただけましたら幸いです＾＾ (2月8日 1時) (
レス) id: aa3dc4d563 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 誰メインですか？ (1月13日 19時) (レス) @page34 id: 66c22866d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2022年1月16日 22時
