不意にも ページ23
樹今日3限?
しおり「‥樹くん？」
「うん、そう」
あれから樹から何気もない連絡が多々来るようになった
今までだったら用がある夜にしか電話がこなかった
それが今ではLINEで確認みたいなメッセージが届く
自分の気持ちに気付いてしまった私にはそれが嬉しいようで、
何処か苦しい気持ちにさせていた
しおり「珍しいね、樹くん」
「…なんだろうね」
結局は私は樹の行動に振り回されてばっかりだった
「‥？」
しおり「ん？どうした？」
フワッ、と
突然なんだか既視感がある香りがした
しおり「 ‥っ、A！」
「！？」
その香りにボーッとしてしまって、しおりから呼ばれていることに気付かなかった
しおり「後ろ！」
「え、 」
そう言われて、後ろを振り返ると
「…北斗くん」
松村「おはよ、Aさん」
1週間ぶりの北斗くんが教材を持って立っていた
「早くない？３限だよね？」
松村「あれ？今日早めに行って予習しようって話じゃ」
しまった
先週そんな話をしたような気もする
しおり「早く行け！ごめん、松村くん」
目の前のしおりが見たこともないような顔で、手でシッシッと追い払うような仕草をした
「ごめん！行こっか、」
松村「こちらこそ、高坂さん借りるね」
しおり「は〜い！」
そういって、北斗くんと教室まで歩き出した
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文月(プロフ) - まゆみんさん» コメントの返信、遅くなってしまい申し訳ありません。今のところオチなどハッキリとは決めていないのですが、メインは松村北斗さん、サブで田中樹さんだと思って読んでいただけましたら幸いです＾＾ (2月8日 1時) (
レス) id: aa3dc4d563 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 誰メインですか？ (1月13日 19時) (レス) @page34 id: 66c22866d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2022年1月16日 22時
