虫が良すぎる ページ1
「 、んっぁ 」
今日も見慣れた景色に自分の聞きたくない声が響いている
いつだってそうなのだ
へばって、苦しんで、辱めを受けてるのは私なのに
「なぁに、？Aちゃんもう疲れちゃった、？」
そういって、私を見下すこの男はいつだってにやっ、と余裕の笑みを浮かべている
辺りは肌寒かった筈なのに、いつの間にやら彼の体温は熱く、その体温を通じて無力にも私自身も熱くなる
服を脱ぎあった男女2人はもう感覚なんてたかが知れてる
あれ、こんなキスマあったっけ
彼の首筋に真っ赤な嘘が見えた
けど、知らんぷり
いや、知っててわかってて理解していないだけかもしれない
私が浮かない表情を浮かべた矢先、
「 じゅっ‥り、ぁは壊れる、 」
彼の顔がぎらり、とひかる
悔しいほどに私はもう限界で、
この快楽から逃れようとしても
「 、逃げんな 」
触れてしまえばぽっきりと折れてしまいそうな細い腕なのに、その力はやっぱり男そのもので
いとも簡単に元の位置に固定される
「 、き、もちぃ？Aちゃん、 」
私の好きな低音が敏感になった身体を駆け巡って
まるで毒のように私の心を侵食していくんだ
「 、きもちぃ 」
「 あっは、その顔。すげー好き、 」
そういえば、彼は嬉しそう
そういって、彼は私にキスをする
甘いのか苦いのかはわからない
わからないぐらいになってしまっているのだ思うと怖くてたまらない
私はもうここから逃げられないのかな、
なーんて、思ってたんだけどね
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文月(プロフ) - まゆみんさん» コメントの返信、遅くなってしまい申し訳ありません。今のところオチなどハッキリとは決めていないのですが、メインは松村北斗さん、サブで田中樹さんだと思って読んでいただけましたら幸いです＾＾ (2月8日 1時) (
レス) id: aa3dc4d563 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 誰メインですか？ (1月13日 19時) (レス) @page34 id: 66c22866d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2022年1月16日 22時
