緑黄１３（★） ページ19
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ことの発端はわが家の末っ子がなんの脈絡もなくぶっ込んできた「じゅんたちゅうしたことある？」というおませでかわいい質問。アルコールが入った大人たちは大盛り上がり。
青「のぞむはおませさんやなぁ」
紫「クラスでも女の子と仲ええから、その影響かも」
キスの話になった途端、急に静かになって恥ずかしそうにもじもじしていた大毅と聞いておいてちんぷんかんぷんの望を回収して子供部屋に逃走した年頃の照史。
黄「照史聞きたなかったんやろなぁ」
紫「くぅ〜〜〜思春期〜〜〜」
黄「そうやなくても親のそういうん聞くのイヤやろ」
紫「確かに。つーか照史はどうなんやろ？」
青「ファーストキスってあのくらいの年齢よな！？」
緑「そうやって話振られるから回避したんやない？」
そこからファーストキスの話になり、流星の甘酸っぱい中学生時代の恋バナにきゅんきゅんしてる淳太がそれはそれは可愛かった。ほんまそういう話好きよね。
青「神ちゃんは？」
緑「俺？ 俺のファーストキスは淳太やから高一か」
初デート(俺は淳太とふたりきりで出掛けたすべてをデートだと思ってたから厳密には違う)の帰り道、キスをして告白をした。今思えば我ながら攻めたなぁ、と。
緑「ほんで照れながら浮気とか許さへんからってさぁ」
青「あーはいはい、めちゃくちゃ可愛かったんやろ？」
緑「うん♡」
黄「へえ、神ちゃんはあれがファーストキスやったんや」
緑「え…うん」
当時を思い出して懐古していると、このエピソードトークを死ぬほど聞かされている流星と�陲舛磴鵑呂欧鵑覆蝓�淳太は呆れつつも恥ずかしがっているかと思えば想定外の反応に引っかかる発言。
緑「じゅんたは…？」
黄「んー…えっと…あれ何歳やった？」
紫「中２…いや、中１の冬やな！外階段の陰でな！」
緑「えっ、え、なんか�陲舛磴鷯椶靴覆ぁ帖�」
紫「だって淳太のファーストキス俺やしなぁ」
俺のファーストキスでもあったけど、なんていらない情報をつけ足してへらりへらりと笑っている３人の会話は淳太のファーストキスを奪われたというどうしようもない事実に打ちひしがられる俺の耳には届かない。
紫「……あ、やべ(神ちゃんの目がガチや)」
青「俺らは(神ちゃんがキレる前に)お暇しようか」
黄「む、むり、帰らんといて…！」
紫青(あほ！俺らにくっつくな！逆効果や！！)
20240220
Twitterにあげてたもの。
リクエストの「嫉妬」にあってたのでおまけです。
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作者名：26 | 作成日時：2022年12月24日 0時
