1人は逃避する ページ22
夢主
琳『……はぁ…はぁ…』
耳から
実際には臭いがしない距離なのに、自然と緊張が、あの鉄塊が身体を貫く音が自然とそうさせた。
いや、今はそんなことより琳を生きてこれ以上苦しみを与えないように助ける事だ。
それが最優先。
琳『ッ…はぁ…』
バンッ
バンッ
『…!!!琳…!!』
琳『ッ…あっぶねぇ…』
…避けたのか…それとも銃弾をわざと避けらせたのか。
分からないけど幸運は何回も訪れない。
もう何も失いたくない。
助けなきゃ…。
どうする??
あいつならどうする…??
…
分からないけど…
分かりたくもないけど…
『今は…やるしかない…よ…ね?』
乾いた喉を潤すように私は唾液を飲み隠し持っていた_と言っても何時か奴らの仲間から掠めとった拳銃を片手に持った。
多分負ける。銃撃戦なんて子供の頃やった水鉄砲以来だ。
でもやるしかない。
やらなきゃ全てが台無しになる。
死ぬなら悔い無しで死にたいし。
『…琳。逃げて。あんたの足なら…そんで車に乗って。』
琳『…ッ……はぁ…分かった…』
イヤフォン越しから少し重めの足音と銃声が交互に鳴り響く。
大丈夫。あいつなら逃げれる。
でもやっぱり怖いものは怖い。
ー
琳(りん)
27歳
猫背で小柄な男
足はくそ早い。
主人公となんか組んでる。
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作者名:WR x他1人 | 作成日時:2021年1月31日 19時