《漆》 望むは金。

286.5 とお知らせ ページ37

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─「あれ、おはようA。早いわね？ 全然寝てないんじゃないの？」


『え！？ あ、おはようアオイちゃん！！
あ、あはは…私ってばほら、全然疲れないから平気だよ！！ 1日遊びに行ってたし修行した方がいいかなって 逆に目が冴えちゃってさあ〜！』


「そ、そう……(？？？)」




…………布団に入ってもなんか、変なこと考えるばっかりだったから、耐えられなくなって結局明け方から修行に打ち込んだ。

徹夜明けでも体力的には問題は無い。
ただ、今の嘘は下手だったとは思った。




『(〜〜っ！ 何もかも、善逸くんのせいよ……！)』




心の中で無意味な八つ当たりをして、修行に戻る。

運動は良い。無駄なことを考えずに済むし、結果強くなれる。強くなれば昇給して、よりお金を稼げる。ほらね、良いことしかない。






「……進展はないのかと思ったけど、ちょっとはあったのかしら……？」






煩悩滅殺！！！ と修行に打ち込む私に、アオイちゃんの呟きは聞こえていなかった。














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(作者より〜)


話数ちょっと短いんですが、続編に進みます！ 次のページからはイラスト置き場になります(予定)。
ほんとにデートしてるだけで終わっちまった……！

ここまで読んでくださりありがとうございました！


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まだまだ遊郭編への道は長そうです……が、主ちゃんと善逸くんの関係はちょっとずつ前進しております。
とはいえこちらも牛歩なので、アオイちゃん達と一緒にもどかしい気持ちになって見守っていただけたら幸いです。


話の展開も更新も遅くて申し訳ないです…！
必要無いシーンは出来るだけ省いて後々番外編とかにまとめようかなと思います。


書き始めた時はまさかここまで長くなって人に見られるものになるとは思ってなかったのでやばいです。
善逸夢が少ないから自給自足してただけなのにどうして……、、


テンポの悪い小説もどきですが、それでもよろしいという方はこの先もぜひよろしくお願いします！！

最後までありがとうございました！










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