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「言いたいこと、か」
ずっと飲み込んできた気持ち。
喉にまででかけた言葉。
もう何度も飲み込んでる。
「そんなの、言えるなら言いたいよ…」
言えるなら、
「じゃあ、言えばいいじゃないですか」
「っ」
「なんでそこまでするんですか？」
「白藤くん…」
「なぜ花沢さんのためにそこまでするのかよくわからないです」
なんでいつもタイミング悪く現れるかなぁ。
そう思いながらお前には関係ないと目を逸らそうとするがそれはしっかり捕らえられて
逸らすことができない。
「別に、類のためじゃないよ」
わかりやすい嘘だ。
「類のためなんかじゃ…」
「じゃあ、誰のためなんですか」
「それは」
それは…
言葉が詰まって 何も出ない。
「 言っちゃえばいいのに。ぱーっと」
「言えないよ」
「邪魔をしたくないから？」
「別に、そういうわけじゃぁ」
「ふーん。」
白藤くんはそういうと 私のほうをちらりと見ると
小さく笑った。
「案外Aさんの嘘ってわかりやすいですよね」
「なにそれ」
「一回探ると面白いぐらいわかりやすい」
とは思いながらも、彼の言ってることは全部当たってる。
「結局、何が言いたいの。何が」
「何がと言われると、これといったことはないんですけど。」
「はぁ…？」
「まぁ、あえていうなら 無理しすぎだなって思って」
「なんじゃそりゃ。」
そう言って ふっと視線を逸らすけど
こいつはよく見てる。
「ねえ」
「はい？」
「私も聞きたいことがあった」
なんですか とこっちを向く彼。
なんでだろう。
「 なんでかな。」
「は？」
「なんでここまで私なのかなって。」
そういうと彼は一瞬きょとん とした後
若干苦笑しながらこっちをみた
「さあ、 なんでですかね」
「はぁ…？」
「うーん、 敢えていうならこの人は誰にでもそうなんだなって思ったからかなぁ」
「そ、それってどういう？？」
意味が分からない。
そう思い首を傾げると更に彼は笑った。
「あと、それが無意識だったりするとことか」
「え？」
「あとは、そうだなぁ」
「も、もういいもういい！」
「あとふとした瞬間の顔がすき」
すき
その言葉に急に顔が赤くなる
「な、なにそれ！」
「面白いくらい顔あかっ」
「ち、ちがっ」
そういった瞬間 彼の顔が間近にくる。
「でも、自分が思ってる以上にAさん素敵ですよ。」
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亜茄璃(プロフ) - 続き凄い気になります。更新楽しみにしてます。 (2022年11月17日 23時) (
レス) id: 2914b03188 (このIDを非表示/違反報告)
mion(プロフ) - 続きが気になる！更新頑張ってください(^∧^) (2022年4月30日 14時) (レス) @page1 id: c9b2ea0184 (このIDを非表示/違反報告)
しょぴ(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみに待ってますね♪ (2018年3月8日 6時) (レス) id: bb4b375881 (このIDを非表示/違反報告)
アルジャーノンw(プロフ) - この話さいっこうです！！とても面白いです！！！いつも見るのが楽しみです！！これからも楽しみにしてます！！頑張ってくださいね！！ (2017年3月28日 11時) (レス) id: 39a3654b5d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅 - 柊さんの言う通り「・・・」が多かったね。それがなければもっとよかった。類の「・・・」は良かったし、分かったけど……。それ以外で言うことは、まず面白かった。とても良かったです。続きはいつ書きますか？応援しています。 (2015年12月10日 17時) (レス) id: 75d01a0da6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林音 x他1人 | 作成日時：2014年8月1日 0時
