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「どうですか...?あ、いや、いきなり付き合ってほしいなんてそんなこと言いません!
良ければ友達から...」

「友達から...」

「ダメですか…?」

「友達だけなら」





「Aさんってこういう本すきなんですね」


...だめだ。
まったく落ち着かない。

さっきから何が好きだとかどんなのが好みだとか 本にも音楽にも集中が途切れる。
かと言って追い出すわけにもいかないし...


「...白藤くんって」
「白藤くんなんてやめてくださいよ、裕でいいです」


こいつ

「ゆ....あ 、いや、白藤くんさ、ずっとここに居るけど大丈夫...?
その...友達とか心配してるんじゃ」

「大丈夫です、Aさんと一緒にいれるなら友達なんていいんです」

「あ....そ....」

「....それに僕、友達いないんで」




時が止まったような気がした。

「あ....ご、ごめん」

「いいんですよ」


不思議だった。
不思議なことに彼の横顔がものすごく切なくて
一瞬胸が、痛くなった




え、いや

いやいや、騙されちゃいけない。
....だけど綺麗な顔だな



いや
落ちつけ、私。
こいつは今日初対面だぞ
とりあえず冷静に冷静に。


と、一人で自問自答してると

隣から笑い声が聞こえた

「な、なに?」
「あっははっ、あ、いやっすみませんっ そのっ、可愛いなって」

そう笑われながら言われた
馬鹿にされてる気が...

「いや、可愛くもなんでもないんd」


そう否定した瞬間視界が暗くなった。
なにかぬくもりを感じる

「すみません」

耳元でそう聞こえた



ん、私
抱きしめられてる....?


え、抱きしめられてる!?!?

「ちょ、あのっ...!?」

「ごめんなさい、我慢できなくって」

耳元で言われるから余計顔が赤くなる
いや、意味がわかんないから。


なに、どういうことなの
この子精神不安定なの...?←

そう心配した瞬間何か音が聞こえた

誰かが屋上ドアを開ける音だ

「は、離してっ」
「ごめんなさい、もうちょっと ..」


視界の先に現れたのは
見慣れた顔。


「る、類っ...」


やばいやばいやばいやばい
これはやばいぞ

類一目私達見た

「あれ、邪魔しちゃった...?」

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亜茄璃(プロフ) - 続き凄い気になります。更新楽しみにしてます。 (2022年11月17日 23時) (レス) id: 2914b03188 (このIDを非表示/違反報告)
mion(プロフ) - 続きが気になる!更新頑張ってください(^∧^) (2022年4月30日 14時) (レス) @page1 id: c9b2ea0184 (このIDを非表示/違反報告)
しょぴ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみに待ってますね♪ (2018年3月8日 6時) (レス) id: bb4b375881 (このIDを非表示/違反報告)
アルジャーノンw(プロフ) - この話さいっこうです!!とても面白いです!!!いつも見るのが楽しみです!!これからも楽しみにしてます!!頑張ってくださいね!! (2017年3月28日 11時) (レス) id: 39a3654b5d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅 - 柊さんの言う通り「・・・」が多かったね。それがなければもっとよかった。類の「・・・」は良かったし、分かったけど……。それ以外で言うことは、まず面白かった。とても良かったです。続きはいつ書きますか?応援しています。 (2015年12月10日 17時) (レス) id: 75d01a0da6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林音 x他1人 | 作成日時:2014年8月1日 0時

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