独り少女の小さな恋物語 （花より男子）

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「・・・・・・・・・・・おい類・・。 失恋して 悲しいのはわかるけど・・ その子がかわいそうだろ・・？」


「・・・・・・・・・・・・・別に、そんなんじゃないけど・・。」


「・・・・・・・・・・・じゃ・・じゃぁ、ほんとにその子気になるんだ・・花沢類・・」

「・・・・・・・・・・・・・・うん。」


「・・・・・・・そ・・・・・・・・・・か。」


「・・・・なんだぁ〜牧野。 まさか嫉妬とか・・？」

「え・・縁起の悪いこと言うんじゃねぇよ！ な！牧野！！」

「・・・・司が妬いてどうすんだよ！」




「・・・・・・・・・・・・え・・・でも いつ知り合ったの？」

「・・・・・・・・・・・・・・・ん？ 非常階段。」

「・・・ぇ・・・それって・・・。」


「うん・・。 牧野と俺だけの場所にしておこうと思ってたけど・・。
俺より先に 所有者がいたみたいだった。」



「・・・・・・・・・・・・・・そ・・そーなんだ。」


「・・・・・・・・・・・最初は、なんかうざいなー・・ て思ってたんだけど
会ってるうちに 結構気になってたんだよね・・俺。」


「・・・・・なーんか・・それ。」

「うん。・・・・・・・・・牧野に恋したときと同じ感じ・・。」


「・・・・・・・・・・・・へ・・へぇ・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・牧野に似た奴・・ねー・・。」

「俺は正直なにがいいか さっぱりだけど」

「ちょと・・西門さん・・！」


「 ・・・・・・・・・・・・・でも・・・牧野とちょっと違う。」


「・・・・・・・・・・・え・・？」


「・・・・・・・・・・・・・・・・俺の鏡にも見えるんだよね・・。 その子。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花沢類・・の鏡・・・？？」

「・・・・・・・・・・・・・・・うん。 ・・・ほんと、不思議な子に会ったかも。」


「・・・・・・・・・・・・・お・・おう！！よ・・よかったな類！！」

「・・・・・・・・・え？」


「・・・・・・・・・・・・司のやつ。 牧野を誰にもとられたくないんだよ」

「・・ば・・馬鹿！ 類の恋を応援してやってるんだよ！！」

「・・・・・・・・素直じゃないねぇ・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・どうした？牧野。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その子・・。 会ってみたいな・・。」

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