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数日後
つくしちゃんがニューヨークから帰ってきた。
学校も今までの平和が嘘だったかのように
またつくしちゃんを標的とした。
彼女はニューヨークで何かあったのか 空元気な
感じで。
久々に会ったのに結局かける言葉も見つからず。
ただ一言 “大丈夫？” なんて
....大丈夫なわけないのに。
あまりにも苦しそうなつくしちゃんが見てられなくて かける言葉が見当たらなくて
結局何もできないまま時間だけが過ぎた。
「うっせーぞ！！！赤札女！！！」
いきなり聞こえた声。
あまりにも騒がしい その場所 にちらりと目をやると
たくさんの人が誰かを囲っていた。
罵倒の言葉を浴びせられてる人は 見なくたって予想できる。
「つくしちゃんっ....」
私は急いでラウンジまで走っていき
人の輪に入る。 彼女のとこまで行こうとするが
人に押され前に進めない。
つくしちゃんはモップを片手に
一人で対抗していた。
しかし、その内 体力が限界なのか
ふらつき始め、ついにその場に倒れてしまった。
それを見ていて笑う奴らに私は今まで以上に
苛立ちを隠せなかった
こんなの、見てられない
「どいて！！」
衝動的に目の前にいる人達をどけて
無理矢理進む
「つくしちゃん！！」
そう言って彼女に駆け寄ろうとしたとき
いきなり誰かに腕を引っ張られた。
後ろを振り返るとそこに居たのは
白藤くんで いつも以上に焦った顔をしている
「離して！！ このままじゃつくしちゃんが」
「落ち着いてください！ 今 Aさんが行ったって巻沿いになるだけです！」
「じゃあ、このまま放っとけって言うの！？」
「そうです、 アンタが行ったってどうせ」
どうせ？
その時私の何かがキレた。
思わず白藤くんの頬を叩いてしまったのに
気づいたのは数秒後。
「...ってぇ.」.
「っ！....」
白藤くんは叩かれた頬を押さえ 顔を上げ、私を真っ直ぐ見た。
「...俺は、 アンタが好きなんですよ」
「っ....」
「だから 傷ついてほしくないんです」
馬鹿か、こいつは。
何で何で
「.... 何で、そこまで...」
自分でもわかるくらい私はきっと困った顔をしている。
白藤くんはそれをきっとわかってたのだろう
「....なんて。 それはいつか花沢さんが言う言葉か。」
そんな言葉を彼もまた困った表情で言うものだから...
「ごめんね」
としか言いようがないじゃない
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亜茄璃(プロフ) - 続き凄い気になります。更新楽しみにしてます。 (2022年11月17日 23時) (
レス) id: 2914b03188 (このIDを非表示/違反報告)
mion(プロフ) - 続きが気になる！更新頑張ってください(^∧^) (2022年4月30日 14時) (レス) @page1 id: c9b2ea0184 (このIDを非表示/違反報告)
しょぴ(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみに待ってますね♪ (2018年3月8日 6時) (レス) id: bb4b375881 (このIDを非表示/違反報告)
アルジャーノンw(プロフ) - この話さいっこうです！！とても面白いです！！！いつも見るのが楽しみです！！これからも楽しみにしてます！！頑張ってくださいね！！ (2017年3月28日 11時) (レス) id: 39a3654b5d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅 - 柊さんの言う通り「・・・」が多かったね。それがなければもっとよかった。類の「・・・」は良かったし、分かったけど……。それ以外で言うことは、まず面白かった。とても良かったです。続きはいつ書きますか？応援しています。 (2015年12月10日 17時) (レス) id: 75d01a0da6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林音 x他1人 | 作成日時：2014年8月1日 0時
