「忌み子」と呼ばれていた少女は「ハリーポッターの世界」にトリップしました？！

no.5 『海の上、岩の上の小屋』 ページ26

あけまして
おめでとうございます。
今年もこの『「忌み子」と
呼ばれていた少女は
「ハリーポッターの世界」に
トリップしました？！』を
どうぞよろしく
お願いします。

・・・元原がやっと
追いついた…



〜Aside〜

そんなことを考えながら、
何やら嬉しそうな
ハグリッドさんに
着いていく。
会った当初は私を警戒して
いた(私自身もかなり
ハグリッドさんを警戒して
いたが…)ハグリッドさんも
今ではかなり
仲良くなったと思う。
ちなみに今では一緒に
ファングの散歩をする
仲になった。

・・・ただいまの時刻。
23時半過ぎ。

さて、読者の皆様に
問題です。

私は今、どこに
いるでしょう。


・


・


・


正解は…

「ハグリッドさん…」
ハグリッド「ん？」
「魔法使いって…

本当に雲の上まで
飛べるんですね(( 」

はい、正解は
『(魔法で飛んで)
雲の上』です。

うん。
当たった方おめでとう
ございます！

下の街がミニチュアだ…

「で、



本当にいるんですか。
あの海の上の岩の上の
ボロ小屋に。」

しかし、人はいるらしい。
これまたボロい船が
小屋のところに
着いている。
(というか、あの小屋
どうやって建てた
んだろう…
あんな岩の上に…
というか、
需要あったのかなぁ…
あ、もうちょっとで
着く。)

今、外はとんでもない
嵐だ。夏のはずなのに、
寒いと感じてしまう
くらいに。そして、
波は荒れ狂っている。
小屋に何度か波が
ぶつかっていて、
本当に小屋が
壊れないのが不思議だ。

小屋の前の船着場に
着いて、板が
軋んだのが、だいたい
0時五分前だった。

そうして、転んだり、
滑落しそうになりながら
やっとのことで小屋の
前まで着いたのが
明日になるのにもう
1分とない時だった。

・・・あと数十秒で
明日になる…

腕時計を見て、
少しボーっとしていた。
時計の秒針以外の
周りの音が急に
聞こえなくなって、
カチリと、時計の
秒針、長針、短針が
重なった。

そのかすかな音を
かき消すかのように
ドーンッと真横で
大砲の音がした。

・・・否…
ハグリッドが古小屋の
戸をノックした音
だった。

周りの音が急に
戻ってきて、
あたりがゴーッという
風の音に飲み込まれた。

二回ほどハグリッドが
ノックをすると、中から
誰かが何かを叫んでいた。
なんとか、銃ってワードが
聞こえたから、おそらく、
『こっちには銃があるぞ！』
みたいなこっちにとっては
ハッタリに近いことを
言ったのかな…

意味ないけどね。

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