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「どうした、急にそんな事言い出して。悩みでもあんのか?」
『いいや、別に...少し気になっただけだ』
私が笑ってそう言えば、彼はよく分からないと首を傾げる。
「お前どうした?最近」
眉間に皺を寄せて言う岩泉、まぁ、そうなるのも当たり前だ。
いつもの私ならこんな非合理的な馬鹿みたいな事は聞かないし、言わない。
ただ、今は言いたい気分だった。
『その台詞を、そっくりそのままお前に返すよ』
「返すな」
そんな事を言いつつ歩けば、気付いた時には家のすぐ前の公園。
『ありがとう』
「おう!」
笑顔で手を振れば、彼もまた振り返す。
私が家に帰ろうとした、その時...
「風見!」
真っ直ぐな声が、私を呼んだ。
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作者名:春風 | 作成日時:2017年6月22日 2時