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『は？なんで岩泉が...』
「知らな〜い、本人に聞けば〜？」
意味あり気な言葉を残して、その場を去る及川...
どういう意味だよ...
岩泉が寂しがる？
なんで？
私の中には疑問ばかりが生まれる。
「どうした？難しい顔してんぞ」
タイミングが良いのか悪いのか、入ってきたのは岩泉だった。
『いや、何でもない』
あんなことを岩泉に聞ける訳も無く、私はその場を離れようとする。
「何でもない事は無いだろ？」
それを許さないのが岩泉だ。
言わなければ帰してくれそうにも無いし、良い言い訳も思い付かない。
『じゃあ、一つ聞く...』
頭に？マークを浮かべる岩泉...
いいか、言わなければならない雰囲気にしたのはお前だからな
心の中で完全にこの状況を岩泉のせいにしながら、私は口を開いた。
『お前らと出掛けるのはまだ先になりそうなんだが...、その...寂しいか？』
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作者名：春風 | 作成日時：2017年6月22日 2時
