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「おはよー風見」
クラスメイトと挨拶を交わし、私は席につく。
決意をした日から一週間。
今日からいよいよテストが始まる...
「まぁ、補修は絶対ねぇわ」
そう言って、後ろから私の教科書を覗く花巻。
『なんだ、朝から...離れろ、暑い』
確かに補修にはなることは無いから、大会に響く事は無い。
とにかく、良い点数が取れればそれでいい。
あの人が、喜んでくれるのなら...
「はよ、離れろ花巻」
そう言って花巻をひっぺがすのは岩泉だ。
『おはよう岩泉、京谷は大丈夫そうか?』
「まぁ、大丈夫だろ」
あれだけ勉強したんだ...赤点は無いだろうし...
試合には行けるだろうな。
『岩泉は大丈夫か?』
「当たり前だろ」
笑って私の額にデコピンをかます岩泉。
「そう言うお前は大丈夫なのか?」
『当たり前だろ』
そう言って私も、岩泉の額にデコピンをかましてやった。
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作者名:春風 | 作成日時:2017年6月22日 2時