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今日は良い日になる予定だったのに...
『相変わらず邪魔だな、及川』
朝から及川とそれを取り巻く女子に遭遇してしまった。
及川が好きだと言うことに共感はしないが、文句は無い...
私が思うのは、通行の邪魔にならないように。
それだけだ...
「そっちこそ、相変わらずだね」
顔をしかめて言う及川に、べーっと舌を出して、私は人の輪のど真ん中を通っていく。
下駄箱を開ければ、中から落ちる紙...
「モテモテだね〜渚さんや」
『松川か、おはよう』
落ちた紙...落ちた
「お前、女子にまで告られてんのかよ」
それを後ろから摘まんだのは花巻だ。
「俺らを差し置いて、女子にまで告られやがって！」
私を小突く花巻だが、よく考えてみろ。
『お前の立場なら、男に告白されているのと変わらないぞ？』
「確かに...」
この人達は、私の何が良いと思ったのだろうか...
『好きだと言われて悪い気はしないし、ちゃんと貰うことは貰っておくけどな』
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作者名：春風 | 作成日時：2017年6月22日 2時
