ラブバケ！！２ (ページ1)

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Vacation : 51 ページ1

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廉にフラれたあの日から、心に穴があいて
すっきりしたような、しないような

変な気持ちのまま過ごした。

曖昧な言葉で焦らして、結局はなんにも変わらないまま時間だけが流れていく。

だから変な期待ばっかり抱いて
まだ夏は終わらない、そう思ってしまうんだ。

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芹夏と遊んだ帰り道

電車に揺られてウトウトしながら最寄りまで待つ。

○○駅～○○駅～

ハッと目が冴えた私は、このアナウンスで急いで電車を降りた

人混みにのまれながら定期を探し出して改札にでると、見覚えのある姿が私に手を振っている

「平野……せんぱい、？」

・

家まで送ると聞かない先輩
結局私が折れて

彼女さんの存在がチラついて申し訳なさに浸る。

見上げると綺麗な横顔がすぐ近くにあって
色んな疑問が浮かびあがる。

「あの、先輩？」

「んー？」

「どうして私の最寄りに？」

先輩は''あー''というと、ポケットに手を入れ直した。

「電車の中でAちゃんを見つけたから」

「あーなるほど」

「じゃなくて。」

「え？」

先輩が立ち止まって私を見る。

「Aちゃんが後悔しないように、教えなあかんな～と思いまして」

後悔？なんてしてない
だって私は返事はいらないとまで言って告白したんだから。

そんな顔に気づいてか、平野先輩は続ける。

「伝えた後の後悔も、あるんやで？」

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