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「どーしよ。どーしよ。
やす、俺どーしたらいい？」
30分前、
「俺、図書館員って思われてさぁ〜。」
「ははっ。どんまい。」
「誰や。名刺に図書館員とか書いたんは。」
「誰？」←
「やすや！！」
「あぁ、俺かー。ごめんごめん(笑)」
こんな調子で、やすと酒を酌み交わしてる。
さっきあったことを包み隠さず話して、
こういうときに頼れんのは、やすかすばるくんくらい。
「また、会いたいなーとか、」
「思ってんの？」
「おん。無理かな？」
傍から見たら、付き合いたてのカップルの会話みたい。
だから、OLとか言われんのかな。
「名前は？」
「知らん。」
「連絡先は？」
「聞いてない。」
「もう、無理やな(笑)」
「なんでなん。」
「いや、名前知らんくても、
メールとか知ってたら、会えたかもやけど
名前も連絡先も知らんって(笑)」
で、今俺は「どーしよー。」って
もがき苦しんでる←
あー、ほんまにどーしょー。
「その子が行きそうな場所とかないん？」
「...海や！」
そう思った俺は、ほんまもんのあほや。
でも、それに賭けるしかないから。
俺は、明日、海に行く。
大倉らしくないな。
と言って笑ったやすの声は、聞こえないふりをした。
そういって、目を閉じたのは、貴方と出会った、
2015年7月20日 海の日
のことだった。
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作者名：もか。 | 作成日時：2016年9月11日 13時
