幼馴染だったあの日___ Ryosuke.Y (ページ2)

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涼介「Aー！！！」

いつも泣きながら私に抱きついてくる一人の男の子。

「何があったのー？？？」

涼介「あのね、あのね、あの犬が......追いかけてきたの。。」

「もう、大丈夫だよ！私が怒ってきてあげる！！！！

ほら、二人で行けば大丈夫だよ！！！！」

そう言って手を差し伸べるわたし。

涼介「うん！！！」

素直に私の手を握る涼介。

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ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘｯ

.......ん。

母「........Aー！！！！
はやく起きなさーい！涼介くん、来ちゃうわよー！」

「ん.........はぁーい｡｡｡」

重たい体を起こしながら今日も学校へ行く準備をする。

「じゃあ、いってきまーす！！！」

ｶﾞﾁｬ

涼介「おはよ、A。」

「.....おはよ、、」

いつの間にか男っぽくなった、身体。
少し私より高い身長。
ゴツゴツとしたしっかりした手。

毎日見てるのに、いちいちそういう所にドキドキしちゃって、バレないか不安。

涼介「よし！誰かさんのせいで時無いから急ぐぞ！！」

ﾊﾟｼｯ

いきなり手を握られ、そのまま

涼介「よし、走るぞ！」

「え！？」

しっかり繋がれた手を私もさりげなく握り返す。

ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

「り.....涼介...ﾊｧﾊｧﾊｧﾊ....早すぎ..ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ...」

涼介「.....ﾊｧﾊｧ..ごめん(笑)....ﾊｧﾊｧﾊｧ
もう..大丈夫。」

息を切らしてる涼介が、なんだら色っぽくて自分に顔が赤くなるのがわかる。

涼介「..ん？どうかした？

てか、A熱でもあるんじゃねぇ？？」

と言っておでこをピッタリと付けてくる。

「.....!?////」

いきなり過ぎて、反応できてなくて

「....だ、だ、誰かさんのせいで走ったからだよ！！///////」

涼介「あはははは(笑)」