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……いや、もふ、流石にできすぎではないか?!
お風呂で1人そんな事を考える。いやだって、迎えに来てくれたかと思えばご飯まで用意してくれていて、そのご飯もとても美味しくて終いにはお風呂まで沸かしてくれて掃除までしてくれているなんて、本当に何事なんだ。え、てか一応昨日きたばかりなのによく食器の位置とか諸々分かったな?なんて思う。

ただそんなもふもやっぱり犬なのか、まふを飼っていた時のおもちゃを見せれば目を輝かせていたしボールを投げれば嬉しそうにとりにいっていた。


もふを拾って、人間になってまだ1日。1日しか経っていないが、これもまた面白い経験かと思っている自分がいることにびっくりだ。……まあ、このまま社畜人生過ごして野垂れ死にするくらいなら、もふと過ごす方がよっぽど楽しい人生になるだろう。


―――


「 Aちゃん、一緒に寝よ 」
「 ……はい? 」

ご飯食べて、お風呂も入って、さあ寝ましょう という時の爆弾発言に目を丸くする。何を言っているんだこいつは。


「 駄目? 」
「 いや駄目でしょ。犬の時なら全然寝るしむしろ離さないぜって感じだけど、人間なら話は別だよ 」


私がそう言うと むう、と顔をするもふ。イケメンって、こんな顔ですら絵になるんだななんて思ってしまう。私がこんな顔したらただの事故が起きるだけだ。なんて、そんな事を考えていればぐいっと腕を引き寄せられ、突然なことに対応できなかった私はそのまま布団へと倒れてしまう。

「 ちょっ、何すんの 」
「 いいじゃん、別に。犬の時のぼくならよくて、人間になったらだめ、って理由がわかんなーい 」

そんな事を言いながら、後ろからぎゅうと抱きついてくるもふ。イケメン耐久値0の私からすればもう限界である。色々な意味で死んでしまう。


「 何もしないから大丈夫だよ。ほら、一緒に寝よ 」


その声と、そして後ろから抱きしめられている体温が何故かとても心地よくて。さっきまでばくばく高鳴っていた心臓はどこに行ったのやら、私は気が付いたらもふの腕の中で寝ていたのだ。


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アヤ(プロフ) - 全私が泣いたよぉ、良かったねぇ泣 (10月13日 20時) (レス) @page13 id: 987acf395e (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - 面白かったです。初コメでした! (2023年4月8日 0時) (レス) @page14 id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高瀬その | 作成日時:2022年2月17日 1時

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