第二十一話 ページ31
あずさは気を取り直した後、また会話を進めるが照れ隠し的な感じだろう。
達「いえ…詳しいことはなにも」
の一言で、ビープ音が鳴る。
ワークステーションの、不正操作のアラームである。真由美と鈴音が「おやっ？」という表情で視線で深雪に投げたが、深雪は何事もなくデータ処理を続けた為、声をかけず、二人は自分の仕事へ戻った。
あ「深雪さんがミスするなんて珍しいですね」
達「たまたまでしょう」
そしてまた、始めたばかりの話題に戻る。
案件処理(の手伝い)を行いながら、
[あーあ、せめたてられちゃってるわね、達也君]
心の中でクスクスと笑いながら。
あずさの質問に達也が答えた後、またビープ音が聞こえる。
深雪は相変わらずデータ処理を続けていた。
真「ところであーちゃん」
あ「はい、会長。何でしょう」
達也があずさを持て余していたところに、真由美が助け船を出す。
真「お昼休みの内に、課題を終わらせておくんじゃなかったの？」
達也にとっては助け船かもしれない。しかし、あずさにとっては無慈悲なラッパの音だろう。やはり先ほどまでの会話は、現実逃避なのだ。
あ「会長〜」
泣き出しそうな顔で、真由美に助けを求める。
真「そんな情けない声を出さないの」
真由美は苦笑しながらあずさの方へ目を向ける。
真由理も精査していた発注書から目をはなし、あずさの方へ顔を向けた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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yuumin - 凄い面白いですね！ (2022年8月2日 16時) (
レス) @page7 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新待ってました (2014年9月1日 20時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新期待しています。 (2014年8月2日 22時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
すかい - 毎回読ませていただいております！ 今後も頑張ってください！ (2014年7月31日 14時) (レス) id: 7eac6f322d (このIDを非表示/違反報告)
朱雀。 - まやさん» はい！がんばります！(^^)/あと、夏休みの宿題が多いので更新する早さが落ちますのですみません(^_^;) (2014年7月29日 18時) (レス) id: b1380d2d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱雀。 | 作成日時：2014年6月6日 20時
