第十一話 ページ15
8年前。その日は真由美と真由理の誕生日。
幼い摩利は二人にプレゼントを渡そうとしていた。
幼摩(なんか照れくさいな…)
気を紛らそうと、ほかの景色に目を入れたりする。
幼い真由理と真由美を誕生パーティーを開く前に、プレゼントを渡す予定である。
幼『おまたせ〜！』
真由美と真由理は手をつないだ状態で走ってくる。
相変わらず仲良しな双子だな、摩利は思った。
ついでに真由美はわくわくとしているが(誕生日だから)、真由理はいつもの調子である。
幼摩「真由理、今日は何の日だ？」
幼『今日？？何かあったっけ？』
幼真「やーねー、今日は私と真由理の誕生日でしょ！」
幼『あ、忘れてた！』
真由理は今頃気づいたらしく、目を丸くする。
幼真「でも、摩利、いきなりどうしたの？」
幼摩「…誕生日おめでとう／／／」
摩利は小さい箱を二人に渡し、頬を赤らめながら目をそらす。
箱を静かに開けると、ラメが入った色違いの星の髪飾りだった(真由美はピンク、真由理は水色。)。
双子は顔を輝かせる。
幼『摩利っ！ありがとう！』
幼真「今日の誕生日パーティーにつけるわね！」
二人の喜ぶ顔に摩利も、頬をゆるめる。
和やかな時間は、二人とその妹を嫌う兄がぶち壊した。
兄「おい。そろそろ準備をするぞ。そんな男っぽいヤツをおいて」
幼『！！！摩利を悪く言わないで！！』
真由理はキッと睨む。
兄は真由美と真由理の持っている星の髪飾りをみる。
兄「なんだ？その幼稚な物は」
幼真「返して！」
兄は真由理と真由美の髪飾りをニヤリと笑い、床にたたきつけ、全体重をかけて髪飾りを強く踏んだ。真由理はCADを構える。
兄はギロリと睨む。
幼『やめないと、私は貴方にあの魔法を使いますよ？』
兄は髪飾りを強く踏む。
そして、髪飾りは壊れた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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yuumin - 凄い面白いですね！ (2022年8月2日 16時) (
レス) @page7 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新待ってました (2014年9月1日 20時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新期待しています。 (2014年8月2日 22時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
すかい - 毎回読ませていただいております！ 今後も頑張ってください！ (2014年7月31日 14時) (レス) id: 7eac6f322d (このIDを非表示/違反報告)
朱雀。 - まやさん» はい！がんばります！(^^)/あと、夏休みの宿題が多いので更新する早さが落ちますのですみません(^_^;) (2014年7月29日 18時) (レス) id: b1380d2d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱雀。 | 作成日時：2014年6月6日 20時
