第九話 ページ13
生徒会室に出て、真由理はガタガタと体が震え出す。
真由理は人目のつかないところへいこうとした。
足の震えが止まらなかった。
息が詰まりそうだ。
涙がでそうだ。
摩「真由理！そこでなにをしている？」
『摩…利……』
声が震えているのがわかる。
摩利も、真由理の様子にただ事ではないと感じ、訝しげに真由理をみる。
摩「…なにがあったんだ？」
『んーん、なんでもないっ』
真由理は作り笑いを浮かべながら、摩利から目をそらす。
摩利は静かに真由理に詰め寄る。
摩「誰にも言わないから…何かあったか言ってくれないか？」
優しい声音に、優しい顔を浮かべている摩利に、真由理を泣かせるのには十分だった。
静かにポタポタッと、真由理の目から涙があふれてくる。
『私っ…、私のせいで…ﾋｯｸ、真由美や摩利にっ…悲しませて…ッ、兄さまの言葉の言うとうり…いなくなればと思って…』
摩「真由理、あたしと真由美はいなくなって欲しくない」
『で…もっ…！！』
摩「あれはあたしが弱かったから。それにおまえがいなくなったら、真由美、市原や服部、それに十文字や中条と司波兄妹とあたしが悲しむ」
真由理の頭をなでる。
不安や悩みでいっぱいだった真由理を安心させる。
真由理も次第に泣きやんでくる。
摩「おまえはここにいていいんだよ」
『うんっ』
真由理もひまわりのような笑みを浮かべる。
摩利も、真由理の笑顔に安心する。
摩「生徒会室に入るぞ」
『はーい』
二人は生徒会室へ向かった。
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yuumin - 凄い面白いですね！ (2022年8月2日 16時) (
レス) @page7 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新待ってました (2014年9月1日 20時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新期待しています。 (2014年8月2日 22時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
すかい - 毎回読ませていただいております！ 今後も頑張ってください！ (2014年7月31日 14時) (レス) id: 7eac6f322d (このIDを非表示/違反報告)
朱雀。 - まやさん» はい！がんばります！(^^)/あと、夏休みの宿題が多いので更新する早さが落ちますのですみません(^_^;) (2014年7月29日 18時) (レス) id: b1380d2d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱雀。 | 作成日時：2014年6月6日 20時
