【番外編】太宰と猫耳 ページ16
この俺、颯太は退屈している。
なんなら太宰から貰ったB級映画も見飽きた。
あまりにも退屈だったので太宰の飯を食べて寝た……ところまでは覚えている。
颯太｢な ん で こ う な っ た ？｣
俺の頭には可愛らしい猫耳がぴょこぴょこと動いていた。
思い当たる節は太宰の飯しかない、逆に言うとそれしかないだろう。
颯太｢おい！！太宰！！｣
太宰｢あぁ、そろそろ効いてきた頃だと思ったんだよ！
調子はどう？｣
颯太｢元気だよ、というよりなんなんだこの猫耳は？薬でも盛っ
たのか？｣
太宰｢ふふ、ご名答！｣
颯太｢俺薬盛るなって前に言ったよな…？？｣
太宰｢身体に害は無いからいいかなぁって｣
颯太｢ダメに決まってるだろ…流石に23でこれはキツくないか？｣
太宰｢いいや？そんな事ないよ、とっても可愛いネコちゃんだ
よ！｣
颯太｢そーゆーもんか…｣
太宰｢…耳としっぽ触ってもいいかい？いいよね？｣
颯太｢触りたきゃ触れよ、というかそんなに猫が好きなのか｣
太宰｢颯太限定だよ♡｣
颯太｢はいはい、ほらさっさと触れ｣
太宰｢じゃあ遠慮無く…！｣
モフリモフリと耳を触られ、そのまま背中をつぅ…となぞってしっぽへ手をやられる。
ねっとりとした手つきに少し反応してしまう。
颯太｢っ…あ、だざい、も、う…いいだろ？｣
手で静止させようとするが予想以上に太宰の力が強く、挙句の果てに押し倒されてしまった。
颯太｢…ふっ、…んん、あっ…ｯ…太宰、やめないならもうこの券やらんぞ？｣
そう言って俺が某青い猫型ロボットよろしく取り出したのは
【俺と添い寝できる券】である。
俺は基本一人で寝るのが安心するので大体太宰の添い寝の申し出は断っているのだが、この券はそれを覆すことが出来るのだ！
太宰｢くっ…ずるいよ…その券ください！！｣
颯太｢ならその手を退けるんだな、あと元に戻せ｣
太宰｢えぇ〜…｣
颯太｢ん？？？｣
太宰｢わ、わかった！わかったってば！やめるよ！｣
そうして無事解放された俺は後日太宰と添い寝をし思う存分仕返ししてやったのだった…
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月5日 7時) (
レス) @page5 id: 6e53b86b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ | 作成日時：2024年3月3日 11時
