楽しい説得の仕方……？ ページ15
一通り話を聞き終えた俺はお礼を言い分身体を影に戻した。
あいつは孤児院に居た…ということは敦とも一緒だったのだろうか。
だがそれよりも気になるのは謎の女の事だ、本編ではそんなおんな書かれていないし、ましてやそんなチート能力作らないはずだ。
まさか、まさかとは思うが…俺と同じ転生者がいるかもしれないと仮定するならば？
どこからが出てきた俺を邪魔に思い追い出すことだってできるはず…現にそうなっているんだ。
俺と同じ転生者ならば…話は通じるだろうか、まぁ話を聞いたところ通じる相手には見えないが。
そんなことを考えているとトントンと肩を叩かれた
太宰｢なにをしているのかな？｣
ゾッとした。
その一言に尽きる、太宰のその一言はいつもの口調であるものの言葉の節々に不満に近い何かを感じた。
だがここで怯めば太宰の思うつぼだ、ここはあえて素直に言ってみよう
颯太｢過去の俺の調査ってところだ｣
太宰｢颯太、それだけはダメだよ｣
颯太｢俺のやりたい事なんだ、頼む｣
太宰｢っ……なんでだい？｣
颯太｢胸糞悪いヤツをぶっ潰したいからだよ｣
太宰｢はは、…君らしいね、けど行かせたくないんだ｣
颯太｢なぁ、頼む太宰。お願いだ｣
太宰｢いやだよ…！やめて、いかないでよ…またいなくなるのはい
やだ…！｣
そんな太宰の目には涙がはらはらと流れていて、柄にもなく綺麗だと思った。
太宰は随分と俺においていかれていたのだろう。
態度で分かる、だが俺も譲れない。
颯太｢じゃあ…契約をしないか？｣
太宰｢けい、やく？…｣
颯太｢あぁ、俺はこのポートマフィアの件が終わったら太宰の所
を片時も離れないことを誓おう｣
太宰｢…今の音声撮ってるからね？｣
颯太｢構わない、俺は約束は守る漢だからな｣
太宰｢ふふ、間違っても破らないでね？｣
そんな太宰が何故か可愛くて、愛おしくて口元が少し緩んでしまう。
そんな俺を見て怒った太宰を宥めるのは10分かかったのだった…
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月5日 7時) (
レス) @page5 id: 6e53b86b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ | 作成日時：2024年3月3日 11時
