アイドルとの秘密の恋K.yuta (ページ4)

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中野「こんなに近いなんて思ってなかった！！」

チケットの案内に進んで行けば私たちの席は真ん中の列の前から3列目、1番通路側。

たしかによく見える。

優太くんが見つけてくれますように

優太くんの視界に入れるのなら

少しでも可愛くいたかった。

始まるまで何回も鏡とにらめっこして

中野「 A！」

やっと始まった。

次々と出てくるジャニーズに

「 …優太くん… 」

やっと優太くんが出てきた。

本当に居るんだ

本当に生きてるんだ

なんて自分の中で生存確認をする。

テレビで見る優太くんも生で見る優太くんも

やっぱりやっぱりかっこいい。

はあ好きだなあ

中野「ねえやばい！来てる！」

優太くんを目で追ってると最後はキンプリで締めなのか歌い始めてメンバーそれぞれ客席まで来る。

ステージには平野くんしか居なくて

「 …あれ、優太くん… 」

中野「 A！前！前！」

改めて前を見ると

「ぇっ」

前から優太くんはこちらへ歩いてきた。

ちょうど私の斜め前に止まった優太くんは周りの子に
笑顔で手を振る。

「 …っ… 」

私の汚いうちわ文字に気づいてくれた優太くんは

笑顔で私に手を振ってくれた。

テレビで見る優太くんの笑顔と一緒だった