モノクロ (ページ20)

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『 A！相談したいことがあるの！』

岸くんは朝の機嫌のまま。
お昼はりおんちゃんに相談があると言われみんなで食べず、りおんちゃんと2人で食べる。

「相談ってどうしたの？」

と聞けば

佐野「親友ならなんでも応援してくれるよね？」

って。

りおんちゃんが親友だって思ってくれてたのが嬉しくて

『うん！』

と答えた。

佐野「私岸くんのことが好きなの。」

さっきの可愛らしい笑顔が消えて
何かを企んでるような、私を見下してるような笑顔に変わった。

「え？」

こればかりはどんな反応をすればいいのかわからない。

佐野「だからさ？岸くんと関わらないでほしいの」

「でも… 」

佐野「親友だよね？さっき応援してくれるって言ったじゃん！もしかして…親友だと思ってたの…わたしだけ？」

とまた泣きそうな顔をして訴えかけてくる。

「全く関わらないでっていうのは無理があるかもしれないけど… 」

佐野「じゃあ休み時間とか普段みたいにお昼とかも話さないで欲しいな…りおん嫉妬深いの… 」

と意味のわからないことを。

佐野「応援してくれるよね？」

「 …うん…」

なんでこう答えてしまったんだろう。