モノクロ (ページ23)

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『お疲れ様でした～！』

やっと部活が終わりみんな着替えて
バイバイをする。

『 Aちゃんお疲れ！明日ね！』

「先輩もお疲れ様です！さよなら！」

と挨拶を返す。

部室の電気を全部消し
鍵を閉めて職員室へ返しに行こうとしたら

『ねぇ』

と誰かに呼ばれた。

「 …りおんちゃん…？」

佐野「岸くんにタオルなんて渡さないでよ… 」

なんてまた今にも泣きそうな顔で訴えてくる。

「ごめんね…でもマネージャーだから… 」

佐野「お願いだから本当に関わらないで… 」

とだけ行って帰っていった。

もうどうすればいいのか分からない。

ぼーっとしながら帰った

永瀬「今日は俺の奢りやで！」

帰ったら廉は1人ではしゃいでる。

永瀬「 …なんかあったん？」

何も返さない私を見て真剣な顔に変わった廉。

「 …何もないよっ… 」

と返せば

永瀬「嘘やん。話聞くで」

「私ってそんな嘘下手かな…笑」

永瀬「下手クソやどないする？レンレンの奢りのファミレスで食べながら話すか、家で静かに話すか」

「レンレンのファミレス！」

永瀬「おん。なんか日本語おかしいけどな」

準備してこい

と優しい笑顔を向けてくれる廉は
やっぱりモテるんだろうななんて思いながら
準備をしに行く。