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和side
いつも行く公園や翔の大好きな
かわいい店員さんのいるカフェを覗いたり
心当たりのある場所を探したけど
全然だめ。
和｢ハァ〜まじ、どこいったんだよ…｣
隣の町内を探しに行った中居くんからの電話で
中｢さっき、小さい男の子か女の子か分かんないけど警察の人と歩いてるの見たって｣
和｢まじっすか!?｣
中｢うん！だから、いったん交番行って見ろよ｣
和｢…はい｣
交番か〜、警察か〜、はぁ1番嫌いな人達！
見た目でしか判断できないクソみたいな人種。
この時は、思いもしなかった
このちっぽけな事件がやつらと
最悪の再会になって、
最悪の事実を聞かされるとは…
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智side
いつものコースを巡回してると
小さい子発見。だけど、周りを見渡すと
親らしき人は見当たらず、てか大人がいない。
声をかけるしかないな。
智｢ねぇ、お嬢ちゃんなにしてるの？｣
翔｢おとこのこ！｣
ワーオ、男の子かーい。確かに格好と髪型は男の子だ！
でも、顔は女の子笑
智｢ﾌﾌﾌごめん、ごめんお名前は？何歳？｣
翔｢…しょー！4さい｣
智｢ママとパパは？｣
翔｢おうち！｣
智｢ひとりでいるの？｣
翔｢ねこちゃんについてきた｣
智｢おうちこの辺？｣
翔｢…んーわかんない｣
迷子かよ〜ここじゃなんだし
智｢じゃあ、お兄さんと交番行こうか｣
翔｢…いや｣
ﾀｯﾀｯﾀｯｰ
智｢あっ、ちょっとしょうくん！｣
走って逃げるも、所詮子供の足
すぐに捕まえた。
翔｢いやー、おじさんけいさつ！ろうや入れるもん！｣
お、おじさん…
智｢お兄さんだよ。悪い事してないからろうやになんか入れないよ？｣
翔｢パパ言ってたよ！みんな入れるって！｣
それ、パパのどーゆう教え？？
智｢大丈夫！しょうくんのこと絶対入れないし
着いてきた方がすぐパパとママに会えるよ？｣
翔｢ん、｣
なぜが急に素直になったしょうくん。
寂しくなってきたのかな？
2人で交番に向かってる最中、寂しさを
紛らわせるために、話すけど
しょうくんが話すのはパパの事ばかりで
なぜかママの話が一切出てこなかった。
智｢しょうくんって、パパの事好きなんだね｣
翔｢うん！世界で1番大好きだよ！｣
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作者名：拓翔 | 作成日時：2019年3月17日 22時
