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第23話 ページ24

黒尾side〜




懐かしい温もりと同時に世界が晴れた。

気づけば父さんと母さん(ふたり)が俺を抱きしめていた。



母「ごめんなさい、辛かったよね」


父「よく頑張ったな」



久しぶりに聞いた父さんと母さん(ふたり)の声だったからか
その言葉を待ち望んでたからなのか
涙が溢れ出した。



父「お前はお前を貫いていいんだ。
何にも諦めなくていい。」


母「間違えてもいいの。
間違えに気づけたならやり直せるわ」


黒「俺、辛かった…ッ。
本当は誰かに、話ッ、聞いて欲しッくて…」


母「貴方を否定する人もいるかもしれない。

だけど、ありのままを受け入れてくれる人が
貴方には沢山いる」



そう言われた時、研磨や部員達。

そしてAの顔が浮かんだ。



母「起きてしまったことは戻せないけれど、
ここからまた貴方達の望む未来を見つめて行けばいい。

いくらでも方法はあるわ」


父「ずっと強くいる必要はないんだ。
たまには弱さを出さないと、潰れてしまうからな」



俺はその後子供のように泣いた。

泣きながら、ずっと言えなかった話を全て吐き出した。



涙が止まった頃、



父「お前達はこれからもずっと俺達の宝で、自慢の息子達だ」


母「私達の所に生まれてきてくれてありがとう」


黒「あぁ、俺達の方こそ。
産んでくれて大切に育ててくれてありがとう。

今度こそちゃんと守ってみせるから」


父「お前はずっと守り続けてくれてるよ」


黒「え、」


父・母「「

大丈夫
」」



そこで夢から覚めた。

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設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗 , 兄妹   
作品ジャンル:アニメ
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れお(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます!この作品の伝えたい事が伝わっていた事が何よりも嬉しく思います!どんな選択、行動も無駄ではありません。自分が頑張ってきた証です。今までのそしてこれからの自分を誇ってあげてください。応援ありがとうございます! (1月5日 22時) (レス) id: 013ef55b68 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 自分も年の離れた兄弟と親の居ない生活をしていたのですが、その時の苦労や頑張り、葛藤など沢山あった中で、自分のしてきたことは無駄じゃなかったのだと、昔を思い出して思わず泣いてしまいました。とても心に響く作品でした。陰ながら応援しています。 (1月4日 5時) (レス) @page23 id: 0f9c65e6cc (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - ChachaYさん» いえいえ、コメントをくださる程楽しみにしていただけていることにとても嬉しく思っております。おかげで少し自信を持てました!ありがとうございます!(≧∀≦) (10月11日 2時) (レス) id: 013ef55b68 (このIDを非表示/違反報告)
ChachaY - 時間がないなかすみませんでしたm(_ _)mこれからの更新楽しみにしています*\(^o^)/* (10月7日 13時) (レス) id: ee598f31ef (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - ChachaYさん» コメントありがとうございます!更新が遅くてすみません。中々書く時間を取れなかったり、ストーリー構成に悩んだりして遅くなってしまっていますが、必ず最後まで書くつもりですので、気長に待っていてもらえればと思います。 (10月3日 1時) (レス) id: 013ef55b68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れお | 作成日時:2023年2月1日 6時

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