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第14話 ページ15

黒尾side〜




体育館に戻り、みんなに頭を下げ
研磨と練習を再開。

一段落した後、みんなにAを紹介した。


みんな本当に可愛がってくれて、
Aに会いたがってた奴らも



木「何この天使!?こりゃ自慢したくもなるわ!
連れて帰っていいか?」


黒「ダメですぅ〜」


リエ「ほんと小さくてプニプニで可愛いっスね!」


黒「うちの子にベタベタ触らないでくださーい」


日「俺も同じぐらいの妹いますけど、
ほんとに可愛いです」ナデナデ


リエ「日向も頭撫でてますよ!?」


黒「チビちゃんはいいの」


リエ「そんなのおかしいっスよーー!!」



めちゃくちゃはしゃいでた。


その後もAの人気は途絶えることなく、
寝る寸前まで続いた。

誰がAの横で寝るか言い争ってたが、
Aが俺の膝の上で寝てしまい、
結局は俺と研磨の間で寝ることになった。


久しぶりにAの寝顔を見た。

母さんたちがいなくなってすぐの頃は、
2人で並んで寝てたのに
いつの間にか1人で寝るようになって。


成長って早いなぁ。


なんて思いながら、俺も眠りについた。



今度の夢は、色んな花々が咲き誇る草原。

その真ん中に大きな川があって、
向こう側には父さんと母さんがいた。

よく見ると父さんと母さんは手を振り、
手招きをしている。


俺は足を踏み出そうとした。

その時、俺の横を小さい人影が通り過ぎた。

その人影はAだった。


Aが川の前まで行くと
真っ赤な橋が現れ、ゆっくりと渡ろうとする。


その瞬間、これは三途の川だと気づいた。

俺はすぐ駆け出した。



黒「A!行くな!」



何度も何度も呼んだ。

でも聞こえていないのか、無視されているのか
全く振り向かないA。


母さんたちは手を広げ、Aを待っている。


もう少しで橋という所で、
手前の方から徐々に橋が消え始めた。



黒「くっそ…!」



俺が川に着いた頃には、
頑張っても届かない程橋が消え、
Aも半分以上橋を渡っていた。


俺はずっと呼びかけ続けた。

声が出なくなろうとも叫び続けた。


すると、Aが立ち止まった。

そしてAが振り返ろうとした瞬間、



研「クロ!!!」



研磨が俺を起こしていた。

時間を見るとまだ夜中。



黒「何…、トイレなら一人で行けるだろ…」


研「違う!Aちゃんがいなくなった!」

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設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗 , 兄妹   
作品ジャンル:アニメ
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れお(プロフ) - 時雨さん» コメントありがとうございます!この作品の伝えたい事が伝わっていた事が何よりも嬉しく思います!どんな選択、行動も無駄ではありません。自分が頑張ってきた証です。今までのそしてこれからの自分を誇ってあげてください。応援ありがとうございます! (1月5日 22時) (レス) id: 013ef55b68 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 自分も年の離れた兄弟と親の居ない生活をしていたのですが、その時の苦労や頑張り、葛藤など沢山あった中で、自分のしてきたことは無駄じゃなかったのだと、昔を思い出して思わず泣いてしまいました。とても心に響く作品でした。陰ながら応援しています。 (1月4日 5時) (レス) @page23 id: 0f9c65e6cc (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - ChachaYさん» いえいえ、コメントをくださる程楽しみにしていただけていることにとても嬉しく思っております。おかげで少し自信を持てました!ありがとうございます!(≧∀≦) (10月11日 2時) (レス) id: 013ef55b68 (このIDを非表示/違反報告)
ChachaY - 時間がないなかすみませんでしたm(_ _)mこれからの更新楽しみにしています*\(^o^)/* (10月7日 13時) (レス) id: ee598f31ef (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - ChachaYさん» コメントありがとうございます!更新が遅くてすみません。中々書く時間を取れなかったり、ストーリー構成に悩んだりして遅くなってしまっていますが、必ず最後まで書くつもりですので、気長に待っていてもらえればと思います。 (10月3日 1時) (レス) id: 013ef55b68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れお | 作成日時:2023年2月1日 6時

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