07 ページ7
次の日。
樹「Aー。迎え来たよ!行くよ」
本当に来たんだ。
『あの、別にひとりでも大丈夫なんで。』
それより周りの視線が痛い。
樹「いいから、早く」
そう言って無理やり手を引っ張られた。
着いたのは2年生の教室だった。
北「樹、その子誰?」
ジェ「拾ってきたの?一年生?」
樹「この子今日から一緒にご飯食べるから」
『本気だったんですか。私帰ります。』
樹「いいじゃん。食べようよ!こいつ松村北斗と、こっちがジェシー」
ジェ「よろしくね!ジェシーでいいよ!ジャーン!!AHAHA!!」
北「...まじか」
なんでこんなことになるんだ。
松村さんなんて露骨に迷惑がってるじゃん。
とりあえずさっさとご飯食べて戻ろう。
樹「あ。これちょうだい。」
『あ、私の。』
樹「この卵焼きうま!お母さんが作んの?」
『いや、自分で』
樹「自分でお弁当作るの?!じゃあさ、明日から俺のも作ってきてよ」
『なんでそんなこと。』
樹「いいじゃん。作らないと明日俺腹減って死んじゃうからね。」
ジェ「いいなぁ。じゃあ、俺も!」
樹「お前は毎日作ってもらってるだろ!」
松村さんはさっきからずっと黙ってる。
『私、食べたんで帰ります。』
そう言って教室を出たけど、周りの視線が痛い。
370人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:o r | 作成日時:2019年11月22日 13時