ヒカリ (ページ40)

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そんな日が続いて、樹は学校を休むようになったり、午前中で帰るようになった。

私避けられてるのかな？
そう思い始めて、北斗とジェシーに相談すると、直接話した方がいいと樹の家を教えてもらって樹の家に向かった。

すごく緊張する。
深呼吸をしてインターホンを押そうとしたとき、

琴「Aさん？」

声がする方を向けば、琴音さんがいた。

琴「もしかして樹に用事だった？」

『あ、はい。』

琴「樹だったら今出てるよ。」

『じゃあ、待ってます。』

その時ちょうど樹が帰ってきた。

樹「A、なんでいるの？」

『樹、話があってさ。』

琴「樹ー。遅いよ！早くしないとお店閉まっちゃう！」

樹「あぁ、」

琴音さんにそう言われ家に入って行こうとする樹。

『ちょっと樹！なんで無視するの？』

おいかけて樹の腕をつかもうとするけど

樹「お前しつこくない？なに？家まで来てストーカー？もうお前に付き合うの疲れたんだわ」

『なんで、』

樹「だいたい、お前みたいなろくな人生送ってこなかったやつと俺は釣り合わないんだよ」

『なんでそんなこと言うの？』

琴「樹。はやく」

そのまま家に入って行ってしまった。

何が起こったのかわからずに家の前で立っていると、

北「A？」

『北斗。』

北斗が来て少し安心したのか、緊張が一気にとけて全身の力が抜けその場に崩れ落ちてしまった。

北「A！！どうした？」

『北斗、私、』

涙が止まらないよ。
樹のあんな顔初めて見た。

北「とりあえず、うち行こうか」