ヒカリ (ページ23)

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You

次の日はちゃんと学校に来た樹。

お昼ご飯を食べていると、樹は売店で買ったパンを食べていた。

『あれ？樹お弁当じゃないの？』

樹「あー。忘れた。」

『そっか。』

でも、次の日もその次の日もお弁当を忘れてくる樹。

『本当に忘れたの？だとしたらかなり頭やばいよ？』

北「それは前からだろ。」

樹「余計なお世話だよ。」

『そんなのばっか食べてたら体に悪いよ？明日は忘れないでよ？』

そう言ったのに次の日も忘れてきた

そして、最近決まって昼休みの間にどこかに行く。

不思議に思って後をつけていると、
ゴミ捨て場に着いた。

すると、鞄からお弁当箱を取り出した。

なんだ、忘れてないじゃん。

そう話しかけようとしたその時。

お弁当の中身をゴミ箱に捨てたんだ。

『ちょっと樹！なにしてるの！毎日こうやって捨ててたの？！』

樹「んだよ。つけてたの？お前には関係ないじゃん」

『関係ないけど、せっかくお母さんが作ってくれてるんだからさ！』

樹「母親じゃねーから作ってるの」

『え？』

樹「お前には関係ねーじゃん」

それだけ行って樹は帰ってしまった。

なにあの顔

樹。あなたは何に苦しんでるの？なんでそんな悲しそうな顔するの？

よく考えたら、私、樹のこと何も知らない。

助けられるのはいつも私で、樹が苦しんでるのに何もできない自分が悔しい。