17 ページ17
Hokuto
最近樹が変わった。
今までは全て退屈に生きていて、
自由なんてない。そう諦めて生きてるようだった。
あの日からずっと。琴音とのことがあった日から。
でも、Aに出会ってからは楽しそうで笑うことも増えた。
幼馴染の俺からしたら嬉しい事だった。
でも、Aは話を聞く限りじゃ俺たちじゃ創造できないような人生を送ってきたようだった。
今では普通の女の子になれたといっているが、きっと樹のおかげなんだ。
そして、樹に対して少なからず”好き”という感情があるのは間違いない。
もし、樹のことを知って彼女が裏切られたと思ってしまうんじゃないかという心配もある。
そう思っていた矢先のことだった。
琴音がAの存在を知ってしまった。
昔から樹の周りに女がいると情緒不安定になることがあった。
それでも樹は琴音の言う通りに動いていた。
今回だってそうだ。
Aに学校じゃなくても会えることを一番喜んでいたのに、琴音のそばにいるといったのだ。
そんな樹を救ってあげたかった。
でもずっとできないんだ。
そんな自分が嫌いだ。
ジェ「北斗、北斗は何も悪くないんだからそんな顔すんなよ」
北「A悲しむだろうな。」
ジェ「樹のこと助けたいけど、今の俺らじゃどうにもできない」
無言のまま歩き続けAのバイト先についた。
370人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:o r | 作成日時:2019年11月22日 13時