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蓮 side
女なんかみんな同じだと思ってた。
少なくとも俺の周りに寄ってくる女は。
俺のことなんて何も知らないくせに、好きとか簡単に言ってきて、
適当に遊べば相手も満足してくれる。
でもあいつは違った。
俺のことあんな目で見るやつ初めてだった。
あいつは俺のことを殴って、「最低」そう言ったんだ。
あいつのことは前から知っていた。
俺が知ってる女とは全く違って、いつも静かに本を読んでいて、友達といる時はいつも楽しそうだった。
そんなあいつをいつの間にか目で追っていた。
初めて喋ったとき、あいつは泣いていて、俺のことにらんでた。
なのにあの男といる時はすごくうれしそうに笑ってて、そんな顔俺にはしなかったのに。
そう思った時にはまたあいつは俺を見て泣いていた。
本気で好きだと思えるのはあいつが初めてだった。
俺のものにしたかった。
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作者名：o r
| 作成日時：2020年4月15日 14時
