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クリスマスが近づいて街中が一気にクリスマス一色になっていた。
Snowもクリスマスが近くなり忙しくなって最近は行けてなかった。
クリスマスだからと言って特に変わることもなく普通の日々を過ごしていた。
『最近ふっかに会ってないねー。』
照「なに、会いたいの?」
『特に会いたいわけじゃないんだけど、会わないとあのうるささが恋しくなる』
照「それはわかるかも」
私に課題もプリントを広げさせておいて照は煙草をふかしている。
私の手も進むことなく時間だけが過ぎていく。
照「お前全然進んでないじゃん」
『だって分かんないしつまんないし』
照「来週テストだろ」
『じゃあ煙草吸わせて。照の。』
そうお願いすると、
照「だーめ」
そう言って額をコテンとはじかれる
『なんで、照のだったらいいでしょ』
照「今まで煙草吸わせてなんて言ってこなかったのにどうしたの。ついに禁断症状?」
『違う。照の煙草の匂い落ち着くから私も吸いたいの。ずっと照と一緒に居れる気分になれから』
照「なんだそれ」
そう言いながら笑う照。
『ねぇ、一本だけ』
そうお願いすると、
煙草をひと吸いして、
照「だめ」
そう言って私の顔面に息を吹きかける。
『ゴホゴホッ』
照「Aの最後の煙草はあれで終わり。また吸ったら俺との味がなくなっちゃうじゃん」
『独占欲強すぎ。』
照「独占欲じゃない。Aは俺だけのものって事実があるんだから俺の欲なんかじゃねぇよ」
『意味わかんねーし!』
そう言って照を押す。
そう言いながらも内心はすごく嬉しくて浮かれてる。
まだ17時だって言うのに外はもう真っ暗で、寒さが音をたててるようなそんな気分。
照の家から私の家までは遠い。
だけどいつも家まで送ってくれる。
照「さっみー。」
『筋肉ばっかつけてると風引くよ』
照「こんくらいないとお前のこと守れねぇよ?いいの?」
『それずるい。』
照はサラッとかっこいいことを言う。
未だに慣れない私は毎回反応に困る。
照「照れてんじゃん」
そんな私を見ていつも照は面白がっている。
________作者より___________
ようやく続編の準備ができました!
こちらの方もご愛読いただけると幸いです。
しおりついでに一番右の星も押していただけると嬉しい限りです!
これからもよろしくお願いします。
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作者名:o r | 作成日時:2020年7月22日 15時