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次の日、ふっかが照に会いに行った。
私は、麗美と歩の元に。
『おはよう。』
できるだけいつも通りに言ってみた。
麗「Aおはよう。」
麗美は罰が悪そうに笑顔を作った。
歩はうつむいている。
『どうしたの?』
わざとらしく聞いてみる。
歩「照さん。大丈夫、、、じゃないよね。」
照の名前に曇った私の顔を見た歩が遠慮がちにそう言った。
『知ってたの?』
麗「A違うの。私らが中学の時からずっとあの女のこと追ってたんだよ。」
『知らないよ、そんなの』
信じてた二人に裏切られた気持ちになって苦しかった。
『工場にガサ入れ入らせたのも二人?』
歩「誰に聞いたの?」
『誰でもいいでしょ?』
麗「照さんにはずっと言ってたんだよ。いつか警察が来るからもうやめてって。」
『照がしてたこと二人は知ってたの?』
歩「うん。ごめん。でも、あんなのやってたらいつかダメになるんだよ。私たちの先輩はあの女のせいでおかしくなったんだよ」
『だからって、、照まで、』
流れる涙は止まることなんて知らなかった。
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作者名:o r | 作成日時:2020年7月22日 15時