儚い恋 (ページ40)

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北斗 side

ジェ「北斗？最近ぼーっとすること多くない？大丈夫？」

樹「なんかあったの？」

「あぁ、ごめん何もないよ」

マネ「SixTONESとSnowMan滝沢くんが呼んでるから集合して」

深「なんだろう。俺ら何かしたっけ？」

優「やべ、俺ちょっと怖くなってきた。」

みんながこうやって緊張している時でも俺は上の空だった。

俺は本当にこの仕事を続けていいのか。
嫌々やっている訳ではなかった。むしろ楽しい。
でも努力が実らずに足踏みしている自分にたまに嫌気がさす。

この前Aに言われたこと今の俺ならちゃんと理解できる。

こんな俺にジャニーズを続ける資格なんてあるのだろうか。

そんなことを考えていて滝沢君が話していることが全く耳に入ってこない。

誰かの声で現実に戻った時周りの14人は泣いているやつもいれば安堵の表情を浮かべるやつ、笑っているやつ。

何が起こったのか理解できていない。

「すみません。もう一度いいですか？聞き逃しちゃって」

滝「お前こんな大事なこと聞き逃すやついねーよ。デビューだよ。来年2グループが同時デビューだ。今までよく頑張ったな。でもこれからだぞ？今までの様な中途半端な気持ちじゃこれからの壁は乗り越えられないぞ」

「え、、、デビュー？」

ジェ「北斗！俺ら6人でデビューできんだよ！やったな！」

慎「北斗？！泣いてんの？！北斗がなくとか珍しい！」

「え？俺泣いてるの？」

大「何言ってんの北斗(笑)」

樹「うんうん。嬉しいよな。俺もうれしくて泣きそうだよ！」

優「じゃあ今日はみんなで呑み行きますか！！」