検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:95,660 hit

ページ34

you side


ドアが開く音がして少し不審に見ていると

一人の男性が入ってきた。
その人は右手にカギを持ってて合鍵で入ってきたようだ。

でも私はその人を見ていきが出来ないくらい驚いていた。
忘れるわけがない。私の初恋の人。


『え…北斗?』


「なん、でいるんだよ」


今の私にそんなこと聞かれたって冷静に答えられるはずなかった。



『北斗こそなんでいるの?』


「俺が先に質問してるんだけど?」

そう返す北斗の声は私の知ってる北斗の声よりずっと低くて恐怖を覚えた。
でも混乱してるのは私の方。

『この状況で、、そんな、冷静に答えられないよ!』


「しー!穂乃花が起きちゃうから。大きい声出さないで」

穂乃花?なんで北斗が穂乃花さんのことをそう呼ぶの?
『穂乃花?どういうこと?』


そう聞いた瞬間に目をそらす北斗。
あぁ、そういうことか。
穂乃花さんが必死に彼氏を隠してたのは相手が芸能人だからだったんだ。


それから北斗の家までどうやって来たのか覚えていない。


「なんで穂乃花の家にいたの?」


『穂乃花さんの彼氏って北斗なの?』
聞いたいことなんていっぱいある。それでも必死に冷静を取り戻して聞いたのに


「俺の質問聞いてる?」


『なんでそんなに怒ってるの?私は、穂乃花さんが熱が出たって聞いて看病しに来てただけ。』


「穂乃花とどういう関係なの?」


『同じ職場で仲良くさせてもらってるの』


「まじかよ、Aだったんだ。」


『穂乃花さんとは、どういう関係なの?』

「それAに言う必要ある?」


『なにそれ。』


「聞いてどうすんの?」


『わかんないよ。なに?教えられないような関係なの?』

はっきりしない態度とイラついてる北斗にどんどん腹が立ってくる。


『聞かなくてもわかってるよ。彼女なんでしょ?なんで隠すの?なにか都合が悪いことでもあった?』


「わかってんなら聞くなよ」


『なんで怒ってるの?せっかく久しぶりに会ったのに』


「感動の再会なんて思ってるのお前だけだよ。俺は今一番会いたくなかったね」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
123人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:o r | 作成日時:2019年9月19日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。