儚い恋 (ページ31)

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You side

最近テレビで北斗を見る事が多くなった。

特に気にかけて北斗のテレビを見てるわけじゃないのにこんなに見るなんて、
夢に確実に近づいてるんだな。
そう思うとテレビを見ながら笑顔がこぼれる。

恭「何一人で笑ってんの？この人好きなの？」

『え？！別にそんなこと』

恭「前の時もこのジュニアの子たち見てにやけてたよね(笑)どの子が好きなの？俺はね、このハーフの子かっこいいと思う」

『何一人で喋ってんの？そんな熱弁しないで』

恭「この人たちAと歳変わんないんじゃない？」

『うん。実はこの松村北斗って子私の幼馴染なんだよね。高校卒業してからは1回会っただけでそれも偶然会っただけだからもう全然会ってないんだけどね』

恭「そうだったの？元彼だったりして？(笑)」

『は！違うから！からかわないでよ。』

恭「違うんだ。こんなかっこいい幼馴染いたら好きになるよふつう」

『北斗は夢叶えるために頑張ってるから。そんな北斗見てたらそんなこと口が裂けても言えなかったよ』

恭「あ、好きだったんだ。」

『へ？あ！ちょっと！私で遊んでない？』

恭「やべーこんなかっこいいライバルいたら俺勝てる？」

『もう！今はなんの感情もないから！最近まで北斗がこんなに有名になってるのも知らなかったし、もう生きる世界が違うよ』

恭「そっか。それならよかった。」