儚い恋 (ページ29)

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you side

教師になって二年目。
思ってたよりすごく楽しくて毎日充実してた。

穂「この前の本読んだ？」

この人は最近来た図書の山本穂乃花先生。
すごく綺麗で、今では悩みとかも話せる心開ける友達だ。

『読んだ読んだ！すごく面白かった！』

穂「Aさんってあんまり恋愛系は読まないよね」

『うん。あんまり得意じゃないっていうか、じれったいっていうか。穂乃花さんって彼氏いないの？』

穂「いるよ」

『えーどんな人？絶対かっこいいだろうな。穂乃花さん綺麗だから年上の人とか寄ってきそう』

穂「年下だよ。Aさんは？」

『そうなの？私は年上の人がいる』

穂「結構長いの？」

『もう3年？くらいかな。穂乃花さんは？』

穂「私はもうすぐ1年かな。」

『えーみたいなぁ。』

穂「彼あんまり知らない人とか会うの苦手で、誰にも紹介とかしたことないんだよね」

『そっか。じゃあしょうがないね。いつか会わせてね』

穂「うん。」

すごく幸せそうな顔してたな穂乃花さん。

どんな人なんだろう。