儚い恋 (ページ45)

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明後日から静岡に行くための準備中久しぶりに咲から電話があった。

『もしもーし』

咲「A？！！テレビ見た？！」

『びっくりした！そんな急に大きい声出さないで！それより先に久しぶりでしょ！』

咲「そんなことはどうでもいいの！とにかくテレビ見た？！」

『どうでもいいってひどくない？とりあえず、テレビね、、』

咲「見た？！」

テレビを点けるとニュースではSixTONESデビューの文字

咲「A？聞こえてる？」

『デビューしたんだね。』

咲「それだけ？もっとなんかあるでしょ？」

複雑だ。私は嬉しいけど北斗にとっては良いことなのか。

咲「A。この前北斗に会ったんでしょ？」

『え？なんで？』

咲「この前北斗実家にけってきてたらしいの。私は会ってないんだけど智也が会ったらしくて少し話したんだって。北斗が来たことはAには言わないでって言われてたんだけど、」

『なんで？』

咲「あんた昔北斗と約束したんでしょ？地元に帰ってくるときは夢叶えたらって。それずっと守ってたから今までも帰ってこなかったんだって。会った時少し北斗ともめたんでしょ？詳しい事は言わなかったらしいんだけど、」

『そうなんだ、そんな昔のくだらない約束なんか守ってたんだね』

咲「北斗にとっては頑張る力になってたんじゃないの？智也に会った時も言ってたんだってよAの笑う顔が見たいからおれはまだ諦められないって。これからが俺の人生本番だからって。北斗も昔から夢の事になると変わってないね。」

それを聞いてすごく驚いたけど、
やっぱり北斗の夢は本物だったんだとすごく安心した。

私の夢もかなったんだ。今度はちゃんと叶ったんだ。

『よかった。』

咲「A今度静岡かえってくるんでしょ？智也と3人でご飯でも行こうよ」

恭「どうしたの？そんなに泣いて」

『何もないよ！なんかすっきりしたの。あぁ、なんかね、肩の荷がおりた感じ』

恭「？？わかんないけどよかったね」