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you side
北斗の隣は小さい頃から私がいた。
これからもずっと最期のときまで北斗の隣は私がいいな。
そして北斗も同じこと考えてくれてるといいな。
そんなことを思っていた。
でも現実違った。それを知ったのは中2の時だった。
〜4年前〜
「A!!Aー!!」
隣の家の2階の部屋から私を呼ぶ声が聞こえる。
『なに!!声でかすぎ!』
「あ!いた!今からそっち来るから!」
慣れた手つきで屋根を伝って私の部屋まできた。
『どうしたの?』
「あのさ、俺ジャニーズのオーディション受かったの!」
『え?』
「俺ジャニーズになったの!」
『北斗、ジャニーズになりたかったの?』
「うん!だってかっこいいし輝いてて俺もなりたいって思ってたから」
『でも、ジャニーズになったら、恋愛だってできないし結婚だってできなくなるかも知れないよ?』
「それでもなりたいの!恋愛できなくたって、結婚できなくたっていい。おれは夢を叶えたい。」
それからの記憶はあまりない。
ただ、覚えているのは、
夢を叶えたい。という嬉しそうに話す北斗だけ。
そうだったんだ。北斗と一緒になりたいと思ってたのは私だけだったんだ。
現実を知った。
『北斗の夢叶うといいね。私応援するよ。』
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作者名:o r | 作成日時:2019年9月19日 14時