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七話 ページ7

ころんside


僕が恋愛を避けてきた原因は、中学時代の事があったからだと思う。


「ころんくん好きです!付き合ってください!!」


当時大人気だった先輩から、僕は告白された。
本当に可愛い人だった。


目が大きくて、髪の毛がフワフワしてて、振る舞いも上品で、誰にでも分け隔てなく優しい人だった。


沢山の人から人気がある人が、何故僕のような目立たないようなやつに告白したのか。


この時の僕は分からなかった。


それに、僕はこの先輩に恋愛感情なんて抱いていなかったから、断ろうとした。

ころん「えっ、と…何で先輩は、僕の事好きなんですか…?」

「えっ?何でって…ころんくんの存在自体が好きっていうか…なんかもう、好きなの!君のことが!…だから…私と、付き合ってください、」


正直よく意味がわからなかった。語彙力が無いなぁ…

でも、僕の為に頬を赤らめている、僕の為にわざわざ手紙なんて書いてくれた、僕の為に勇気を出してくれた。


そう思うと、彼女が可愛く思えて。
だから僕は、告白を受け入れた。



でも、それが間違いだった。


「はい」と僕が返事をした途端、上から水が降ってきて、僕は思いっきり水を被った。


ころん「…え、」


何が起こったのか上手く状況が掴めず、僕はただ俯いて、毛先から水が滴るのをぼんやりと見ていた。


「っ、ころんくんのばかぁっ!!!」


突然上から降ってきた怒鳴り声に驚き、バッ、と上を見上げると、窓から全く見覚えのない女の子が、涙ぐみながらこちらを睨んでいた。


その子の周りには2、3人ほどの人がいた。取り巻きだろう。


女の子の手元を見ると、バケツを持っていて。


僕に水をかけたのは、この子だろう。


そして、僕に何か怒っていた。


一体僕が何をしたっていうのさ…

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作品ジャンル:恋愛
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あじゅき(プロフ) - リンさんコメントありがとうございます!!そう言っていただき、私も嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2021年10月24日 23時) (レス) id: e43a74c31a (このIDを非表示/違反報告)
リン - このお話好きなので、書き方が好きなので、新しいお話読めて嬉しいです!遅れましたらが、初コメひつれいしました。頑張ってください! (2021年10月24日 22時) (レス) id: 7fbb50c056 (このIDを非表示/違反報告)
リン - あ (2021年10月24日 22時) (レス) @page40 id: 7fbb50c056 (このIDを非表示/違反報告)
あじゅき(プロフ) - さところさん、コメントありがとうございます!そうですねー、醜形恐怖症とは、外見上の欠点にとらわれること、でしょうか。外見での些細なことが気になり、生活に支障をきたしてしまう、という事です。わかりにくくてすみません、、これからもよろしくお願いします! (2021年10月24日 19時) (レス) id: e43a74c31a (このIDを非表示/違反報告)
さところ - めちゃくちゃ面白いです‼︎醜形恐怖症って何ですか?よければ教えてください。あと言い忘れてました、はじめまして。これから頑張ってください‼︎ (2021年10月23日 22時) (レス) @page24 id: 6a3452bb65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あじゅき | 作成日時:2021年10月14日 21時

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