四十四話 ページ45
ころんside
ころん「あの…!!」
?「先生! そんなのおかしいと思うんですけど」
人混み掻き分けながら出てきた人物は、去年から同じクラスの…えーっと…なんだっけ。
とにかく、前と今も一緒の同じクラスメイト。
?「下着の色は白だけなんて、校則に書かれてないじゃないですか。それに、白以外の子なんて、他にも沢山います」
担任「な、なんだと石橋! そんな口聞いて良いと思ってるのか!!」
鬼のような形相で、担任が石橋…?さんを睨みあげる。でも、石橋さんは微動だにせず、更に言葉を続けた。
石橋「別に私を罰するならお好きに。ただし、他の先生を呼んだので、先にセクハラとして罰せられるのは先生ですからね」
おお…強い…
担任は"他の先生"と聞いた瞬間、急に顔が焦りだして、どこかに走り去ってしまった。
周りもそれを見ると気が済んだのか、散らばっていく。
僕は俯くAの背中を、ただひたすらさすっていた
石橋「災難だったね、倉田さん。大丈夫…?」
『うん…ありがとう、石橋さん』
ころん「本当にありがとう石橋さん。助かった」
石橋「別に。たまたま通りかかったら。何も無くて良かった」
石橋さんは照れくさそうに頬をかく。
その後は「じゃあね」と去ってしまった。
かっこいい、と男の僕でも思ってしまうほど、石橋さんはたくましかった。
Aも石橋さんの姿を見て、「かっこいい…」と小さく呟いていた。
…いやいやいや、待って!!
それはやだ!!だめ!!
僕にもかっこいいって言って欲しい…!!
いや、女の子にも嫉妬するって僕どんだけなんだよ。
…まぁ、こんな事があったんだから、あの担任もしばらくは手を出してこないだろう。
多分、他の先生に石橋さんが話したから、事情聴取が来ると思う…
その時は、あいつのありのままを言ってやろう。
Aに触れた事、理不尽な説教をした事…
そう考えつつ、再びAと移動教室へ向かった。
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これ実際に作者の友人が体験したお話です。
皆さんこういう人がいるので、気を付けてください。
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あじゅき(プロフ) - リンさんコメントありがとうございます!!そう言っていただき、私も嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2021年10月24日 23時) (レス) id: e43a74c31a (このIDを非表示/違反報告)
リン - このお話好きなので、書き方が好きなので、新しいお話読めて嬉しいです!遅れましたらが、初コメひつれいしました。頑張ってください! (2021年10月24日 22時) (レス) id: 7fbb50c056 (このIDを非表示/違反報告)
リン - あ (2021年10月24日 22時) (レス) @page40 id: 7fbb50c056 (このIDを非表示/違反報告)
あじゅき(プロフ) - さところさん、コメントありがとうございます!そうですねー、醜形恐怖症とは、外見上の欠点にとらわれること、でしょうか。外見での些細なことが気になり、生活に支障をきたしてしまう、という事です。わかりにくくてすみません、、これからもよろしくお願いします! (2021年10月24日 19時) (レス) id: e43a74c31a (このIDを非表示/違反報告)
さところ - めちゃくちゃ面白いです‼︎醜形恐怖症って何ですか?よければ教えてください。あと言い忘れてました、はじめまして。これから頑張ってください‼︎ (2021年10月23日 22時) (レス) @page24 id: 6a3452bb65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あじゅき | 作成日時:2021年10月14日 21時