五話 ページ5
ころんside
疲れた…
長い長い部活がやっと終わって、僕達は一斉に鞄を持って続々と帰る準備をする。
外を見ると、もう真っ暗で。時刻は午後七時をさしていた。
いやいや、鬼じゃん。まぁ、家近いからいいけどさ。
夜七時て…鬼じゃん
今日、なんか部長ピリピリしてたしなぁ。
皆に怒ってたや。
いや、だからってこっちに八つ当たりしないでよね…
そう考えながら、僕は帰り道を歩いた。
花歌を歌いながら帰っている途中、ふ、とAちゃんの姿が浮かんだ。
ころん「こりゃ重症だな…」
どんだけだよ僕。
出会った瞬間一目惚れってさ。少女漫画かっつーの。
…そういえば、Aちゃんイヤフォンして帰ってたけど…なんか音楽聴いてたのかな、
なんの音楽が好きなんだろ…
そう思って、僕も持っていたイヤフォンを耳にはめる。使うのは何ヶ月ぶりなんだろう。
適当に音楽を流しながら、また足を進めた。
そこでまた、ふと思い出した。
ころん「…あ」
Aちゃんのスマホ画面でちょっとだけ見えたのを思い出した。
確か、サムネ真っ黒だったな…名前が…わからんけど、多分それ聞いてたはず。
僕は適当に サムネ 真っ黒 と調べて、それっぽいのを探した。
探すと結構あったので、これかな?と思うものを選んだ。
そして、
それを後悔した。
イヤフォンを大音量にしていたにもかかわらず、
その動画の内容は、
ただただ何処かの誰かが叫んでいる動画だった。
ころん「〜〜〜っ!!うるっ……さっ!!」
予想外の動画に驚いて、僕は顔をしかめながら荒々しくイヤフォンを外した。
イヤフォン大音量にするんじゃなかった…
耳キンキンいってるわ…今度から気をつけよ。
てか、これ絶対違ったわ。
Aちゃんこんなの聞かないでしょ。
…聞かない、の、かな?
もし仮にこれを聞いていたとしたら、凄い子だと思う。
イヤフォンとスマホをおさめて、僕は結局静かに帰ることにした。
鼻歌?そんなの歌う気失せた…
↑これ実際に作者が体験したお話です。
イヤフォンの音量には気をつけましょう…
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あじゅき(プロフ) - リンさんコメントありがとうございます!!そう言っていただき、私も嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2021年10月24日 23時) (レス) id: e43a74c31a (このIDを非表示/違反報告)
リン - このお話好きなので、書き方が好きなので、新しいお話読めて嬉しいです!遅れましたらが、初コメひつれいしました。頑張ってください! (2021年10月24日 22時) (レス) id: 7fbb50c056 (このIDを非表示/違反報告)
リン - あ (2021年10月24日 22時) (レス) @page40 id: 7fbb50c056 (このIDを非表示/違反報告)
あじゅき(プロフ) - さところさん、コメントありがとうございます!そうですねー、醜形恐怖症とは、外見上の欠点にとらわれること、でしょうか。外見での些細なことが気になり、生活に支障をきたしてしまう、という事です。わかりにくくてすみません、、これからもよろしくお願いします! (2021年10月24日 19時) (レス) id: e43a74c31a (このIDを非表示/違反報告)
さところ - めちゃくちゃ面白いです‼︎醜形恐怖症って何ですか?よければ教えてください。あと言い忘れてました、はじめまして。これから頑張ってください‼︎ (2021年10月23日 22時) (レス) @page24 id: 6a3452bb65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あじゅき | 作成日時:2021年10月14日 21時