声 ３２ ページ32
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久しぶりに楽しかったなあって 、
そんなことを思う私
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（人2）｢ なーにニヤケてんの？(笑) ｣
こっちをみて嬉しそうな（人2）
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A｢ すっごい楽しかったね ｣
男子となんて 、
何年ぶりこんなに話したのかな
（人2）｢ Aすっごい楽しそうだった 。見てるこっちも嬉しいし癒される(笑) ｣
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（人2）は耳のこと分かってくれてるから
耳元で話してくれるけど
･
そのことを知らない人の声は
ほんの少ししか聞こえない
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だから、人の口元見て
一生懸命なんて言ってるか考える
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いつかまた
また 、みんなの声きいて
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一緒に楽しみたいなって 、
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（人2）｢ じゃあ、また後でね？？ ｣
A｢ うん！呼び出して長くなってごめんね？ ｣
（人2）｢ いいよいいよ、楽しかったし！Aの笑顔も見れたし(笑) ｣
A｢ ってことで放課後で、 ｣
（人2）｢ おう！またね〜 ｣
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一人で歩く廊下
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私の耳には
廊下で喋る人の声
教室で騒いでる生徒の声
そんなのが
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雑音のように少しずつ入ってくる
こんなにも寂しいもんだっけ(笑)
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｢ おーい ｣
ふとそんな声が聞こえ
振り向いたら
涼介｢ 一緒に教室帰ろ？ ｣
かすかに入ってくる声
聞こえてよかったって少し安心
A｢ はい！ ｣
･
よーし行こう
っていう山田さんの声だって
ほんとはほんとは
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ちゃんと聞きたいのに
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隠してこんな、補聴器付けなくったって
山田さんの声が
はっきり聞こえればいいのに
･
涼介｢ Aちゃん？？ ｣
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ねえ山田くん
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涼介｢ 具合悪い？ ｣
なんでだろうね
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涼介｢ 大丈夫？ ｣
あなたの声が
聞きたくて
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さとみ - 本当にいい小説に巡り会えました。ありがとウドざいます！これからも応援しています。更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年4月14日 19時) (
レス) id: de59ee1136 (このIDを非表示/違反報告)
いのたん - 本当に良い小説です！これからも更新頑張ってください！！！！ (2017年3月24日 11時) (レス) id: 60fa9be6a7 (このIDを非表示/違反報告)
潮田。 - 私は生まれつき耳が聴こえてなくてこの小説と同じです。まほんさんの小説を読んで元気がでました。私は保健室登校なので,教室いってみようかなとか山田くんみたいにカッコイイ人に恋してみたいなとかおもいました! (2016年12月11日 20時) (レス) id: ad0522d847 (このIDを非表示/違反報告)
りんな*° - 更新、頑張って下さい。 (2016年10月9日 11時) (レス) id: 20b4d37866 (このIDを非表示/違反報告)
((←やまだ.# - 更新.待ってます丶(´`*) (2016年10月6日 9時) (レス) id: 20b4d37866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま ろ ん ⌒ {?} | 作成日時：2016年7月2日 4時
